「納豆」の版間の差分
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+ | 自然遺産「白神山地の豊かな土と水で育まれた地元産「あきた白神大豆」を100%使用、稲わらも「あきたこまち」を杭かけして自然乾燥させたものを使っている。納豆菌が大豆に浸透し、ちりめんじわができるのが特徴。大豆本来の噛み応えがあり、現代風の納豆とは一味違う。 | ||
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+ | 豆はロシア産の大豆を使用。種子証明、農薬証明、選別・保管証明等5つの証明書がついている。 | ||
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+ | 創業時は「藁のつと」に蒸かした大豆を入れた自然発酵。 | ||
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+ | 大正年代になるとこの納豆菌の純粋培養に関する研究が大学などで進んでいく。納豆菌研究で有名な北海道帝国大学の半沢洵教授は、納豆を藁つとの自然発酵法から、より衛生的で文化的な食品とするために、納豆菌を使った経木や折箱を容器とする納豆づくりを提唱していた。 | ||
+ | 納豆メーカーであり、培養した納豆菌を生産販売するメーカーとなったかくた武田。 | ||
+ | 自らが作り上げたこの近代的発酵法を世に広め、衛生的で文化的なこの納豆の普及を図るため、二代目信太郎は、全国を飛び歩く。 | ||
+ | それと同時に全国の納豆製造者もここかくた武田を見学に訪れるなど、この近代的な納豆づくりが普及されていく。 | ||
=参考記事= | =参考記事= | ||
http://takanofoods.co.jp/fun/study/natto.shtml | http://takanofoods.co.jp/fun/study/natto.shtml |
2021年7月21日 (水) 09:01時点における最新版
納豆の由来[編集]
納豆と呼ばれる理由には、いくつか説があります。
1.昔は、お坊さんがお寺の台所である納所で納豆を作って食べていたので「納所豆」と 呼ばれていた。これがつまって「納豆」となった。
2.昔、納所で作られた豆は、桶や壷などの容器に入れて貯蔵されていたことから、「納めた豆」が縮んで「納豆」となった。
3.神棚に供えた煮豆にしめ縄のはしっこが偶然ふれて、稲わらに住みついていた納豆菌が繁殖して豆が糸を引いた。 おいしい食べ物を授けてくれた神様に感謝し、神様に納めた豆という意味をこめて「納豆」と北国では呼んだ。
などです。
どうやって大豆から納豆になるのか[編集]
納豆は、納豆菌によってつくられます。
納豆菌は、大豆のある成分を栄養として、ものすごい数にふえます。
そのときに、納豆菌が成分を分解したり、それを違うものと合成することによって納豆の味やねばりが出て大豆は納豆になります。
納豆の種類[編集]
檜山納豆
秋田県能代市にある。桧山納豆(わらづと:藁で造った苞)は、先代からの教えを忠実に守り、昔ながらの独自の製法に近代的技術を加え、懐かしい味。 自然遺産「白神山地の豊かな土と水で育まれた地元産「あきた白神大豆」を100%使用、稲わらも「あきたこまち」を杭かけして自然乾燥させたものを使っている。納豆菌が大豆に浸透し、ちりめんじわができるのが特徴。大豆本来の噛み応えがあり、現代風の納豆とは一味違う。
水戸納豆
創業100余年 時代を超えて引き継がれる老舗の味。 水戸納豆の元祖「味わい納豆」
都納豆
創業者である小杉金吾が「都で作っていた納豆だから都納豆にしよう」と名付けたことから始まり、会社の歴史とともに成長してきたロングラン商品。会社ロゴにも使用されている看板商品。 国産大粒大豆を100%使用し、納豆を包む素材には納豆の発酵熟成に最適な経木を使用している。納豆が水分の発散により少し硬めになる場合があルガ、昔ながらの風味のあるおいしい納豆。大粒で程よい硬さと歯ごたえがロングラン商品となった人気の秘訣。 醤油、かつお、きざみねぎ、のり、からし、卵の黄身等お好みに合わせて食べる。都納豆の紙と経木を開いてその上から包丁で納豆をたたくと、ひきわり納豆として食べることができる。
におわなっとう
納豆特有の気になるにおい(低級分岐脂肪酸)を抑えた納豆。朝のお出かけ前にも、においを気にする必要がない。容器はふたを割ってタレをかける、便利な納豆。この納豆には遺伝子組換え大豆は使用していない。
宮城野納豆
宮城野納豆の納豆菌は初代の三浦二郎が稲藁から抽出したものを培養して現在に伝えた、安全な納豆菌からつくられている。遺伝子組み換えや紫外線照射の心配はない。 豆はロシア産の大豆を使用。種子証明、農薬証明、選別・保管証明等5つの証明書がついている。
青森納豆 創業時は「藁のつと」に蒸かした大豆を入れた自然発酵。 自然の作用を待つため、失敗も多かった。 そんな中、明治38年、東京大学の沢村博士が納豆菌の分離に成功。 大正年代になるとこの納豆菌の純粋培養に関する研究が大学などで進んでいく。納豆菌研究で有名な北海道帝国大学の半沢洵教授は、納豆を藁つとの自然発酵法から、より衛生的で文化的な食品とするために、納豆菌を使った経木や折箱を容器とする納豆づくりを提唱していた。 納豆メーカーであり、培養した納豆菌を生産販売するメーカーとなったかくた武田。 自らが作り上げたこの近代的発酵法を世に広め、衛生的で文化的なこの納豆の普及を図るため、二代目信太郎は、全国を飛び歩く。 それと同時に全国の納豆製造者もここかくた武田を見学に訪れるなど、この近代的な納豆づくりが普及されていく。