「塔の上のラプンツェル」の版間の差分
(→登場人物) |
(→登場人物) |
||
67行目: | 67行目: | ||
:A;ラプンツェルが初めて地に足をつけるシーンが好きです | :A;ラプンツェルが初めて地に足をつけるシーンが好きです | ||
− | + | A;ラプンツェルがパスカルと隠れんぼしているシーンが無邪気で可愛らしくて好きです! | |
[[Category:アニメ・漫画|とうのうえのらぷんつえる]] | [[Category:アニメ・漫画|とうのうえのらぷんつえる]] |
2022年7月21日 (木) 09:37時点における最新版
塔の上のラプンツェル[編集]
2010年のアメリカ合衆国のアニメ映画。ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ長編作品第50作目であり、初の「3Dで描かれるプリンセスストーリー」。原作はグリム童話の『ラプンツェル(髪長姫)』。本作は長年ディズニーのアニメーターとして活躍していたグレン・キーンが初めて企画の立ち上げから製作総指揮まで自ら務めた作品である。ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオとしては『プリンセスと魔法のキス』に次ぎ、1937年公開の『白雪姫』から数えて50本目となる。
ストーリー[編集]
昔々、空から地上に落ちてきた太陽の滴から、怪我や病気を癒やす魔法の力を持った金色の花が生まれ、何世紀も経ってその周りにある王国ができた。金色の花を偶然見つけた老婆のマザー・ゴーテルは、特別な歌を歌って使うことができる花の力を独り占めし、何百年ものの間若さを保っていた。ある時、お妃がもうすぐ赤ん坊を産むという時に重い病にかかり、国の人々はゴーテルが隠していた魔法の金色の花を探し出す。花を浮かべた水を飲んで回復したお妃は長い金髪の女の子を出産し、その子にラプンツェルと名付けた。王とお妃は王女の誕生を祝って、灯りをともしたランタンを空に飛ばす。
しかし、ある夜、花を取り戻しに城に忍び込んだゴーテルは、花の力がラプンツェルの金色の髪に宿っており、その髪を切ると力が失われることを知る。そしてラプンツェルを攫って、森の奥深くにそびえる高い塔に閉じ込め、自分の子として育てる。王とお妃はラプンツェルの誕生日が来ると灯りを空に飛ばし、ラプンツェルが灯りを目印に帰って来ることを祈り続ける。
それから18年後、ラプンツェルはゴーテルに「外の世界は恐ろしく、髪の力を利用する悪者がいる」と言われて塔の外へ出ることを禁じられていたが、誕生日に遠くの空に現れる無数の灯りの正体を確かめることを夢見て、外の世界への憧れを強くしていた。18歳の誕生日を翌日に控えた時、ラプンツェルは思い切って「今年こそあの灯りを見に行きたい」とゴーテルに伝えるが、「灯りの話はもう終わり」と突っぱねられる。そこで、手に入れるのに3日はかかる白い貝殻の絵の具(恐らく胡粉と思われる)をゴーテルにねだり、その間に外へ出ようと考える。
同じ頃、その日の朝早くに王女のティアラを城から盗み出した大泥棒フリン・ライダーは、泥棒仲間のスタビントン兄弟を出し抜いてティアラを独り占めし、衛兵に追われて森へと逃げ込んでいた。追っ手を振り切った先で塔を見つけたフリンは壁をよじ登って侵入するが、油断したところをラプンツェルにフライパンで殴られて気絶する。一人で侵入者を捕まえて自信をつけたラプンツェルは、目を覚ましたフリンに「自分を『灯り』が現れる場所まで案内し、それが済んだら塔まで送り届けて。そうすればティアラを返すから」と約束させる。得意の口説き顔も通じない相手に、フリンはしぶしぶ条件を受け入れる。
ラプンツェルはゴーテルの言いつけに背いて塔を出た後ろめたさを感じながらも、初めて見る世界に胸を躍らせる。一方、森に衛兵の馬マキシマスがいるのを見て塔に引き返したゴーテルは、ラプンツェルがいなくなったことを知り、部屋でティアラとフリンの手配書を見つけ、ラプンツェルを探し始める。
フリンはラプンツェルを「かわいいアヒルの子」という酒場に連れて行くが、彼をお尋ね者と知る荒くれ者たちに捕まりかける。だが荒くれ者たちはみんな純粋な夢を持っていて、その夢をラプンツェルと語り合う。そしてマキシマスと衛兵がフリンを捕まえに来ると、荒くれ者のフックハンドはラプンツェルとフリンを地下通路の入り口へ連れていった。
ラプンツェルとフリンは地下通路まで追ってきたマキシマスと衛兵から逃れるが、ダムを決壊させたせいで河川の洞窟に閉じ込められ、溺死を覚悟したフリンは本名がユージーン・フィッツハーバートだと告白する。秘密を教わったお返しに髪の力を告白したラプンツェルは、洞窟を光る髪で照らすことを思いつき、出口を塞いでいた岩をどかして無事脱出した。ラプンツェルの髪の力を目の当たりにしたフリンは驚くが、彼女がその力を守るために閉じ込められていたと知って同情し、自分は施設で育った孤児で「フリナガン・ライダーの冒険」という本のヒーローから名前を借りて泥棒になったことを明かした。フリンの生い立ちを知ったラプンツェルは、「言っておくけど、私はフリン・ライダーよりもユージーン・フィッツハーバートの方が好きよ」と告げる。
一方、フリンに恨みを持つスタビントン兄弟を仲間にしたゴーテルは、フリンが薪を取りに行った間に、ラプンツェルを連れ戻そうとする。ラプンツェルがそれを断ると、ゴーテルはティアラを突き付けて「これであいつを試せ、お前は置き去りにされる。泣いて悔やんでも遅い」と言い残して去っていく。
夜が明け、ラプンツェルに懐いたマキスマスが1日だけフリンと休戦する。王国の町に入ったラプンツェルとフリンはランタン祭りを楽しみ、その日の夜にボートに乗って灯りを飛ばした。長年の夢を叶えたラプンツェルは、フリンを信頼してティアラを見せる。フリンはスタビントン兄弟にティアラを返したが、ラプンツェルの髪の力の方に価値を感じた彼らはフリンを気絶させ、ティアラを持たせた彼を船の上に縛って城の方角に流し、衛兵に捕まったフリンは絞首刑に処されると決められる。
一方、ティアラを持って消えたフリンを探すラプンツェルは、「フリンは逃げた」と告げるスタビントン兄弟に攫われかけ、逃げる途中で船に乗ったフリンの影を見る。スタビントン兄弟を気絶させたゴーテルに塔へ連れ戻されたラプンツェルは、部屋の壁に王国の紋章の太陽を無意識に描いていたと気付き、自分が何者かを思い出す。ラプンツェルは「髪の力を狙う悪者はあなただった」とゴーテルを責めるが、シラを切り通すゴーテルに髪の力を二度と使わせないと誓い、悪人の本性を現したゴーテルに鎖で繋がれる。
そこへ、マキシマスと荒くれ者たちに救出されたフリンがラプンツェルを助けに来る。ゴーテルはフリンをナイフで突き刺し、嫌がるラプンツェルを引きずって遠くへ逃げようとする。ラプンツェルは「生きている限り逃げ続けるが、フリンの傷を治させてくれるなら諦める」とゴーテルに約束する。ラプンツェルの犠牲を望まないフリンは傷を癒やされる前に彼女の髪を切り、急速に老化したゴーテルは塔から転落して灰になる。
「君は俺の新しい夢だ」と言うフリンに、ラプンツェルは「あなたは私の…」と答え、フリンは息絶える。フリンの頬にラプンツェルの涙が落ち、涙に含まれた花の力がフリンを生き返らせる。王とお妃に再会したラプンツェルは、名前を本名に戻したフリンと結婚して女王になり、いつまでも幸せに暮らす。
登場人物[編集]
【ラプンツェル】
本作のヒロイン。森の塔の上で暮らしている少女。その金色の髪の長さは21メートル。彼女の髪には秘密の歌を歌うと傷を癒やす特別な力が秘められ、幼い頃からゴーテルに「外の世界は恐ろしく、髪の力を利用する悪者で溢れている」と聞かされて外の世界を知らずに生きてきた。一番の趣味は部屋の壁に絵を描くこと。パスカルというカメレオンと暮らしている。
【フリン・ライダー】
指名手配もされている大泥棒。お調子者で自信過剰なナルシストだが、ロマンチストの美青年。誘惑顔を得意技とするプレイボーイで、手配書の鼻を丸く描かれることを嫌がっている。
【ゴーテル】
本作のディズニー・ヴィランズ。 ラプンツェルの育ての親で、塔に出入りするただ一人の人間。ラプンツェルの髪を昇降機代わりにして塔の窓から出入りする。隠し事があるかのように、ラプンツェルを塔の中に閉じ込めてきた。外の世界がどんなに恐ろしいことに満ちているか、自分が娘をどんなに大事に思っているか、そしてラプンツェルがどんなに無力かを言い含める。ラプンツェルと対照的な容姿を持つ。
【パスカル】
ラプンツェルと暮らす小さなカメレオン。ラプンツェルにとっては唯一の遊び相手であり、何でも話せる大切な友達。感情や状況に応じて体の色を変えることができる。 ラプンツェルに劣らず好奇心旺盛で、ラプンツェルと一緒に外の世界へ旅立つ。一方でラプンツェル以外の人間への警戒心は強い。
【フックハンド】
荒くれ者のリーダー格。片方の手がフックになっている。将来の夢はピアニストになってモーツァルトを弾くこと。つまらない夢を答えたフリンを嫌うが、ラプンツェルの夢を気に入って秘密の抜け道を教えた。終盤にてピアニストの夢を叶えた。『ラプンツェルのウェディング』ではラプンツェルとユージーンの結婚式でピアノを弾いた。
【スタビントン兄弟】
フリンと一緒に王女のティアラを盗み出した泥棒。兄サイドバーンズと弟パッチーの双子の兄弟。追っ手から逃げる途中、フリンに裏切られてティアラを独り占めされ、フリンへの仕返しを誓った。ゴーテルに「ティアラよりももっといいものがある」とフリンへの復讐を誘われ、ゴーテルに協力してフリンを逮捕させ、ラプンツェルの髪の力でひと儲けしようと企んだが、ゴーテルに騙されて結局は捕まってしまう。 フリンとは10年前からの知り合いで、男爵という悪者の依頼でティアラを盗んでいた。
【王と王妃】
島に浮かぶ王国の国王と妃であり、ラプンツェルの実の両親。愛と知恵で王国を治め、国中の皆に慕われている。城のそばの町には赤ん坊のラプンツェルを抱いた二人の肖像画が飾られている。王妃はラプンツェルにそっくりな顔立ちで、ブルネットの髪と緑色の目を持つ。 王妃はラプンツェルを身籠った頃に重い病を患い、王が国の人々に探させた魔法の花を浮かべた水を飲んで回復した。しかし、生後間もない娘をさらわれて深い悲しみに暮れ、娘の誕生日にその無事を祈ってランタンを飛ばしている。娘のティアラを娘の部屋に安置して衛兵に見張らせていたが、フリンにティアラを盗まれてしまった。 終盤でラプンツェルと悲願の再会を果たした。
- Q;塔の上のラプンツェルで好きなシーンはなんですか?
- A;ラプンツェルが初めて地に足をつけるシーンが好きです
A;ラプンツェルがパスカルと隠れんぼしているシーンが無邪気で可愛らしくて好きです!