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(ページの作成:「リス(栗鼠)は、ネズミ目(齧歯目)リス科に属する動物の総称である。 リス科には、5亜科58属285種が含まれる。 樹上で暮…」)
 
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オーストラリア大陸にはもともと生息していなかったが、19世紀に人為的に移入された。
 
オーストラリア大陸にはもともと生息していなかったが、19世紀に人為的に移入された。
  
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樹上性リスとジリスが昼行性または薄明薄暮性であるのに対して、モモンガなどの滑空するリスは夜行性である。
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ただし、哺乳期の母モモンガとその子供は、夏の間は昼行性になる。
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おもに草食性で、木の実、種子、果実、キノコ、草などの多種多様な植物を食べる。
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いくつかの熱帯の種は、ほとんど完全に昆虫食に移行している。
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日本に棲むリス類としては、樹上性リス2属3種4亜種(うち、2亜種は外来種)、滑空性リス(モモンガ属、ムササビ属)の2属3種5亜種(すべて在来種)、
 
日本に棲むリス類としては、樹上性リス2属3種4亜種(うち、2亜種は外来種)、滑空性リス(モモンガ属、ムササビ属)の2属3種5亜種(すべて在来種)、

2021年6月9日 (水) 07:17時点における版

リス(栗鼠)は、ネズミ目(齧歯目)リス科に属する動物の総称である。

リス科には、5亜科58属285種が含まれる。

樹上で暮らすリスのほか、地上で暮らすマーモセット、プレーリードッグ、シマリス、イワリス、ジリス、滑空能力のあるモモンガ、ムササビもリスの仲間である。

分布

全世界に分布。ただしオーストラリア、南極大陸、ポリネシア、マダガスカル、南アメリカ南部、一部の砂漠(サハラ、エジプト、アラビア)を除く。

オーストラリア大陸にはもともと生息していなかったが、19世紀に人為的に移入された。

生態

樹上性リスとジリスが昼行性または薄明薄暮性であるのに対して、モモンガなどの滑空するリスは夜行性である。

ただし、哺乳期の母モモンガとその子供は、夏の間は昼行性になる。

食性

おもに草食性で、木の実、種子、果実、キノコ、草などの多種多様な植物を食べる。

昆虫、鳥類の卵やヒナ、爬虫類、小型の齧歯類を食べる種もある。

いくつかの熱帯の種は、ほとんど完全に昆虫食に移行している。

=日本のリス

日本に棲むリス類としては、樹上性リス2属3種4亜種(うち、2亜種は外来種)、滑空性リス(モモンガ属、ムササビ属)の2属3種5亜種(すべて在来種)、

地上性リス(シマリス属)1属1種2亜種(うち、1亜種は外来種)の計5属7種11亜種が挙げられ、移入種を除けば4属6種8亜種となる。

リス亜科では、北海道にエゾリスとエゾシマリスが、本州、九州、四国には二ホンリス(ホンドリス)が生息している。

ただし、二ホンリスの九州での生息は最近確認されていない。

二ホンリス、ムササビ、二ホンモモンガの3種は日本固有種である。