チョコレート
チョコレート(仏:chocolat,英:chocolate,独:schokolade)
チョコレートの基本
チョコレートは、国・地域により、
- チョコレート(英:chocolate)
- ビタースイートチョコレート(英:bitter sweet chocolate)
- セミスイートチョコレート(英:semi sweet chocolate)
- ダークチョコレート(英:dark chocolate)
- チョコレートフォンダント(英:chocolate fondant)
と呼ばれることがある。
ビターチョコレート
ミルク(乳製品)が入らない、カカオマスが40~60%のチョコレートのことをいう。
- ビターチョコレート(英:bitter chocolate)
- ブラックチョコレート(英:black chocolate)
- スイートチョコレート(英:sweet chocolate)
- プレーンチョコレート(英:plain chocolate)
という呼び方がある。 ミルクが少し入ったチョコレートもビターチョコレートということがある。 チョコレート・ココアの製造工場の用語で、カカオ豆から外皮を取り除いて磨砕して出来るペースト状のものをいう。 これをカカオリカー(英:cocoa liquor)、チョコレートリカー(英:chocolate liquor)ということがある。 特に、わが国では、第二次世界大戦前後の一時期に、カカオマスのことをビターチョコと称したことがある。現在では、カカオマス(英:cocoa mass) と呼ばれている。 わが国の洋菓子関係では、ダークチョコレートと称する例がある。 一部に、糖分や乳製品分が少なく苦味の多いチョコレートのことをいうことがある。また最近では、カカオ分70~90%という低糖のチョコレートのことをいう場合もある。
ホワイトチョコレート
ホワイトチョコレートは、砂糖、ココアバター、乳固形分で作られる菓子である。ココアバターの融点はホワイトチョコレートが室温で固体を保つには十分高く、口の中では溶ける温度である。そのため、ホワイトチョコレートは、ミルクチョコレートと似た外見を持つ。
チョコレートの歴史
チョコレートの主原料のカカオのルーツは、“メソアメリカ”と呼ばれた中南米の地域一帯。紀元前後、マヤ文明を代表とする幾つかの文明が栄えましたが、カカオは、その文明に根付いていた。最初は、中に詰まったカカオ豆を生のまま食べていたが、その後ローストしたカカオ豆をすり潰して飲用するようになった。これが“飲むチョコレート・カカワトル”の始まりである。
日本のチョコレートの歴史
日本にチョコレートが伝わったのは、江戸時代と言われている。明治時代になり、チョコレートは輸入されるようになる。この頃は、贅沢品であり庶民には手の届かないものであった。大正時代になり森永製菓や明治製菓が、カカオ豆からチョコレートの一貫製造を開始する。第2次世界大戦により、カカオ豆の輸入が出来なくなり、国内のチョコレートの生産はストップする。カカオ豆の輸入が解禁となり、製造が再開されたのが昭和25年頃のことである。
参考文献
- 日本チョコレート・カカオ協会
http://www.chocolate-cocoa.com/index.html
- 日本チョコレート工業協同組合
http://www.chocolate.or.jp/index.html