ステープラー
ステープラー(英語: Stapler)またはホチキス、ホッチキス、紙綴器(かみつづき)とは、紙に「コ」の字形の針(ステープル、英語: Staple)を刺し通し、針先の部分を両側から平らに曲げて、紙を綴じる文具である。JIS規格上の名称はステープラ。 ごく限られているが、ジョイント(宮城県北部、山形県山形市など)、ガッチャンコ(北東北など)と呼ぶ地域もある。古くから鎹(かすがい)と称され、木材や陶器のつなぎ合わせに使われている。 現在、日本ではマックス株式会社の製品が市場の多数を占めている。
歴史
現在ステープラーと呼ばれている文具の原型が生まれたのは、18世紀頃のフランスと言われている。 今日ではコの字型の金属針を使うが、当初アメリカのステープラーは、魚の骨の形をした金属板を打ち抜く構造をしていた。現在はコの字の針金をそろえてノリで接着する技術が一般化して広く普及するようになった。
名称
日本では商標の普通名称化により「ホッチキス」または「ホチキス」と呼ばれる事が多い。また日本放送協会(NHK)では、かつては「ステープラー」と呼んでいたが、方針転換し「ホチキス」で統一している。 日本での「ホッチキス」という呼び名は、1903年(明治36年)に伊藤喜商店(現、株式会社イトーキ)がアメリカ合衆国より初めて輸入したステープラーが、E.H.ホッチキス社(E.H.Hotchkiss)のHotchkiss No.1というモデルであったことに由来する。 ホッチキスの名はジョーンズ社の創業者うちジョージ(George Hotchkiss)とイーライ・ハベル(Eli Hubbell Hotchkiss)のホッチキス親子から取られたものである。
針の呼び方
JIS規格上の名称は;「ステープラ用つづり針」:である。 一般的には;しん:、;はり:、;たま:などと呼ばれるが、特に決まった呼び方はなく、マックス株式会社では一貫して「はり」と呼んでいる。また、ステープルという呼び方もある。
国内主要製造メーカー
・マックス ・コクヨ ・プラス ・ナカバヤシ ・ライオン事務器 ・ソニック
- Q
- ホチキスを持ち歩いていますか?