魔入りました!入間くん
あらすじ
14歳の鈴木入間は鬼畜外道な両親に金銭目的で大悪魔・サリバンに売り渡される。しかしサリバンは入間に対し危害を加えることはなく、自分の孫になることを懇願する[2]。
承諾した入間はサリバンが理事長を務める悪魔学校に入学し、人間であることを隠して学園生活を送ることになる。望みである平穏な生活とは裏腹に様々なトラブルが入間に襲い掛かるが、それらを乗り越える度に注目を浴び、不本意ながら有名人になりつつ幸せを掴んでいく[3]。 登場人物
声の項はテレビアニメ版の声優。 主要人物
鈴木 入間(すずき いるま) / イルマ
声 - 村瀬歩[9] 誕生日:10月4日 / 身長:158cm(触角を入れたら165cm) / 体重:56kg / 所属師団:魔具研究師団 / 使い魔:ナベリウス・カルエゴ 本作の主人公。14歳の少年。一人称は「僕」。触覚がトレードマークで、小柄な体格と中性的な容姿で女装すると女性と勘違いされるほど。人間界の出身者だが、エゴイストの父(声 - 大河元気)と母(声 - 舞原由佳)のせいで人並みの平穏とは無縁のトラブルまみれの生活を送った苦労人で、他者の頼みを断ることが絶対出来ない極度のお人好しに育つ。トラブル突破のために常人離れした圧倒的危機回避能力・サバイバル術・合気道・大食い・機械修理といったスキルを有し、いかなる窮地でも平静さを保つ強靭なメンタルを保つ超人と化し(ただしカルエゴからは危険に慣れすぎている事を不安視されている)、無限大の防御力を持つが、攻撃力はゼロ。圧倒的危機回避能力は不意打ちや、自分からわざと危険に向かった際も発動するが、その瞬間の危険しか把握出来ずキリヲや六指衆には気付かなかった。料理は食える時に食うの精神のため13冠のベヘモルト並に食べるが、作るのは煮たり焼いたりすれば良いという考えなので苦手(収穫祭では普通に出来ているためただ焼くだけなら問題はない)。地頭は悪くないが昔からあまり学校に行けなかった事と人間界と魔界の常識の違いにより勉強は苦手で、座学のテストでは猛勉強の末に平均点を取った。 指には魔力を吸収・蓄積・解放出来る「悪食の指輪(あくじきのゆびわ)」を装着。周囲からはこの魔力込みで実力と認識されている。魔法詠唱が必要な時は使用しているが本人はこの魔力に頼るのはズルと考え、必要時以外の使用を控えている。ギメル(3)に昇進した際に自我を得た悪食の指輪を「アリさん」と呼び相棒同然の関係を持つ。 クズな両親に売られた当初は自分の置かれた環境に大いに困惑するも何だかんだで馴染んでゆき、サリバンのことも「おじいちゃん」と呼び、学校行事にも前向きに取り組んでいる。 人間と露見しないよう目立たず平穏に暮らすことが望みだったが、特待生として入った悪魔学校の入学式でいきなり新入生代表として挨拶をさせられ、そうと知らないまま壇上で禁忌呪文を唱えてしまった上に、さらにはこれに嫉妬し決闘を申し込んで来たアリスを成り行きで倒してしまい、一躍有名人となってしまう。その後も問題回避・解決のための数々の行動を起こすが、その結果かえって悪名が高まってしまう。同時に様々な悪魔たちとの交友関係が広がって行き、クラスメイトを中心に周りに大きく影響を与えていく。そんな魔界の生活が彼に変化を齎し、それまでの控えめで無欲な性格から「現在の生活・居場所を守りたい」という望みを抱くようになる。 最初は使い魔が教師である事と、飛行テストで問題を起こした事で測定不能とされアレフ(1)だったが、特訓のすえに処刑玉砲でアリスを打ち破りベト(2)、師団披露にてギメル(3)となった(本来はキリヲの起こした事件の大きさから賞は手に入らない筈だったが表が非常に多かったため特別に上がった)。 カルエゴ達教職員の意向により、クラスメイト全員で収穫祭までの修行を受ける事となりリードと共にバチコに稽古をつけてもらい、強力な弓を扱えるようになった(リードは途中からロビンに修行をつけてもらっていた)。収穫祭ではリードと組み、持ち前のサバイバル技術を用いて行動していた。伝説のリーフを探して別行動をしていたが、オロバスとオチョの襲撃を受け、オロバスの策略に嵌まるも恐怖を乗り越え、魔界で生きる決意を改めた。その後は伝説のリーフを取り返すべく行動し、クララがオロバスに襲われた際は遠方から弓で助けた。クラスメイトの協力もあり伝説のリーフを取り返す事に成功し、リードと共に若王となる。これにより、リード共々ダレス(4)に上がった。更に音楽祭ではへー(5)へとランクを上げた。アクドル大武闘会では収穫祭での約束を果たすべくリードと女装してチームデビムスとして参加する。第6種目のぐるぐる的当てでは以前よりも遥かに上達した弓の腕前で周囲を圧倒し一位になった。最終種目のライブでは出来ることは全てしたいという思いからアリさんに頼みイルミのまま入魔となってライブを成功させた。
入魔(いるま) / 悪入間(わるいるま) 自我を得た悪食の指輪「アリ」の性格改変魔法により生まれたもう一つの人格。一人称は「俺」。目付きが鋭く口調は荒く常に強気で暴力も辞さない、主人格である入間とは正反対の性格。しかし他人の頼みを断れないお人好しである点は共通している。この人格は周囲には彼の悪周期と勘違いされている。 イルミ 入間が女装してアクドルになった姿。元々は熱で倒れたケロリのために何か手伝おうとしていた所、クララの提案で行ったものだが、想像以上に人気が出てしまい大勢のファンが出来たため、度々ケロリのお願いなどからこの姿になる。周りからは謎のアクドルと認識されているが一部の勘の鋭い者からは正体を気づかれている。 また、収穫祭での特訓でリードと共にバチコから女装を強制された際は、「イルミナティ」(リードは「リンディ」)を名乗る。髪型もロングヘアのイルミと異なり、ボブカットになっている。
アスモデウス・アリス
声 - 木村良平[9] 誕生日:6月6日 / 身長:178cm / 体重:67kg(羽と尻尾除く) / 所属師団:魔具研究師団 / 使い魔:ゴルゴンスネーク 名門アスモデウス家嫡男。一人称は「私」「(最初だけ)僕」。「炎を自在に操る」魔術を得意とする。 美青年で規律を重んじる優等生で学年首席、さらに実技成績学年1位。文武両道で料理も出来る万能人。常識人でもあるため魔界の情報に疎い入間に色々説明したり、問題児クラスの貴重なツッコミ役になっている。一方で入間の事になると急にボケになったり、金持ち故に感覚が周りと違うことがある。実母と魚が苦手。当初は自分から新入生代表の座を奪った入間を嫌悪していたが、自ら申し込んだ決闘で完敗した結果心服し、以後入間を常に「入間様(イルマ様)」と呼び付き従う。本人は従僕になったつもりだったが、程なく入間に自分を「友達」だと言われすっかり感激し、以後は周囲に対し自身が入間の「おトモダチ」であることをよく強調する。なおアリスの思う「おトモダチ」の定義は「血の盟約」の為、周囲からは引かれている。 普段は冷静沈着だが非常に短気で、他者を寄せ付けない空気をまとっていることが多いが、入間に対してはいつも満面の笑みをたたえて接している。また入間が関わると分かりやすいほど感情的になる。クララとは喧嘩友達で「アホ」呼ばわりしつつ、常に入間との「おトモダチ」度を競っている。当初はウァラクと呼んでいたが音楽祭への練習以降はクララと呼んでいる。サブロとは犬猿の仲で実質的なライバル関係にある。悪周期形態では酔ったように哄笑しながら暴れまくる。 問題児クラスが音楽祭で優勝し、全員が4以上に昇給した後に、入間に自身とクララを「親友」と言われた事を機に、クラスの全員を集めて自らが仕切り、自分とクララ以外のクラス全員は入間の「オトモダチ」であり、自分とクララは「シンユー」だと宣言し、しかもシンユーは2名までと釘を刺す。 収穫祭ではサブロと組み、強い魔獣を倒してポイントを稼いでいた。ドロドロ兄弟との戦いで彼等の能力を見抜き、自ら悪周期となり大暴れするもサブロに止められる。その後も順調にポイントを重ねていたが、入間の危機を知り急いで駆けつける。オロバスに攻撃した事でリタイアとなるも、入間の矛でいられればいいという考えからオロバスに強力な一撃を入れ、勝利を入間に託す。実力的にはランクが上がっていたがリタイアのため昇級は無かった。本人は入間とランクがお揃いになった為満面の笑みを浮かべていた。音楽祭ではランクは変わらず、入間とお揃いで無くなった事を寂しく思っていた。入間のために魔具研究師団へ向かった所でキリヲと再会。当初はキリヲの本性を知らなかった事もあり談笑していたが、キリヲの目が以前見せてもらった元祖返りと同じだった事で、入間に害を及ぼすつもりだと知り交戦するも逃げられた。 アクドル大武闘会でイルミが出てきて紅茶を吹き出し、会場に行こうとしたが、母親であるアムリリスの冷ややかな怒りに母親に逆らえないため素直に応じた。 その後やってきたクララとテレビで応援するが、ギャリーのブスミ発言に怒り、くろむのイルミと結婚発言に戦慄した。 側にいた執事が熱がり、アムリリスに鎮火を求めた事から大炎上したと思われる。
ウァラク・クララ
声 - 朝井彩加[9] 誕生日:5月5日 / 身長:153cm / 体重:50kg(羽と尻尾除く) / 所属師団:魔具研究師団 / 使い魔:ファルファル(声 - 大河元気) 本作のヒロイン。入間と同級の女子生徒。一人称は「わたし」「(最初だけ)あたし」。魅力度2%→10%。 奇矯な性格のために周囲から浮いており、彼女の能力を利用しようとするものだけが残っていた。本人はそれを自覚し仕方がないと諦めていたが、見返りなしで遊びに付き合ってくれた入間に心服し、アリスと共に入間の「おトモダチ」となる。以後は入間を「イルマち」と呼び、行動を共にする。アリスのことは「アズアズ」と呼びつつ、入間を巡ってよく諍いを起こすケンカ友達となる。常識に囚われぬ柔軟で豊かな発想と思考の持ち主で、時折周囲の者には理解不能な言動をとる一方、彼女のお転婆が窮地を救うこともある。また、性格のよく似たやんちゃな兄弟達の長女なため以外と面倒見の良い一面も持つ。入間と密会していたアメリに嫉妬を感じたことを機に入間への恋心を自覚し、「いつかはメロメロにしてやる」と心に誓っている。 収穫祭ではエリザベッタと組み行動していたが、1人で行動していた所をオロバスに狙われる。彼の生み出した幻に精神的に追い詰められるも、駆けつけた入間やアリスによって助けられる。伝説のリーフを咲かせるのに一役買うも、入間とリードに優勝して欲しいとしてポイントを受け取らなかった。 アクドル大武闘会の際、イルミが出てきたのに驚き、おせちちをつめて一緒に応援しようとアスモデウス家を訪れる。 アリスと一緒に会場へ向かうつもりでいたが、彼が母親の事で家から出られない+後から突っ込んできたアムリリスの誘いで家に入ることに。 応援はっぴを用意し、こたつを取り出してテレビでイルミ達を応援していたが、ギャリーのブスミ発言に怒り、くろむのイルミと結婚発言に戦慄した。 アムリリスを大師匠(恐らくお色気を教わった師匠のライムがアムリリスの教え子だから)と呼び、今すぐメロメロの術を伝授して欲しいと叫んだ。 家系魔術は「呼び出し(トイトイ)」。一度見た物を魔力で複製し、召喚できる。
アザゼル・アメリ
声 - 早見沙織[10] 誕生日:3月13日 / 身長:190cm / 体重:69kg(羽と尻尾除く) / 位階:ヴァウ(6) / 所属師団:生徒会(生徒会長) 名門アザゼル家嫡子。バビルス2年生。一人称は「私」。常人の約倍の巨躯を持つ女性。気高き立ち居振る舞いで威風堂々としているが、密かに人間界の少女漫画ファン。前収穫祭優勝者であり、圧倒的な実力と頭脳、カリスマ性を持っている。生徒会長という立場から恨みも買われているがその実力から表立って反抗されることはない。料理はシンプルに下手。将来は父親の仕事を手伝おうと考えているが実力を見込んだオペラにスカウトされた際は入間と一緒にいれることから保留にしている。父親からは溺愛されている。 ある時、魔界に存在しない植物を発生させた入間が人間ではないか疑い、かねてから読めない少女漫画を朗読・解説させることを思いつく。結果、人間と概ね確信しているが黙殺しそのまま交流を続けていくうちにある騒動をきっかけに入間への恋心を自覚。父親が入間が人間だと気づきかけ、元の世界に返そうとした時は優秀な「悪魔」と嘘をついて助けた。アクドル大武闘会では父親の勧めで警備のボランティアを行っていたが、そこでチームメイトの抜けたデビムスと出くわしメリーとして参加を頼まれる。当初はその事に困惑していたがケロリのアクドルへの思いとかつて彼女の歌に助けられた(ウォルターパークで魔獣と戦う時勇気づけられた)ことから参加を決める。周りのアクドルがかわいさのために手を抜こうとする姿に対し、全力な悪魔の姿を恥ずかしいと思わないと述べ、圧倒的な力で第1から第4までの種目全てで一位をとった。 家系魔術は「幻想王(ロマンチスタ)」。自己暗示により全能力を向上させる鼓舞魔術。とても強力な反面、相手に臆すれば敗北必至の諸刃の剣。また、リミッター解除による強化のため使用後は激痛に襲われる。使用時には髪が光る。
ナベリウス・カルエゴ
声 - 小野大輔[11] 誕生日:2月14日 / 身長:182cm / 体重:65kg(羽と尻尾除く) / 位階:ケト(8) / 使い魔:ケルベリオン バビルス筆頭教師。一人称は「私」「(13話から24話まで)俺」。独身。趣味はサボテン収集。口癖は「粛に」「厳粛に」。 優秀で生真面目、プライドが高く陰湿だが厳粛な教師で、生徒を「ゴミ」「問題児」と呼んでいるが、公私混同するような真似はせず真っ当な理屈の範疇で厳しくしている。的確に資質や能力を判断し、策を立てられる。生徒の努力に関してはしっかり認め、教えを請われれば正しい姿勢としてスパルタながらもしっかり教える。普段の厳しい言動や行動から生徒からは散々な言われようをする事もあるが、なんだかんだで好かれており本人もあからさまに生徒が太刀打できない様ならば助ける。自身の性格故、サリバンの緩さを嫌っているが、上司なので逆らえず、オペラとは先輩後輩の仲で、パシリにされていたため苦手としている。ロビンの事は使い魔授業の影響で目の敵にしている(入間の成績に関係するため授業中は大人しくしている)。兄が1人いる。実は音楽祭に優勝したことがあり、バラム曰く大抵の楽器は使えるらしい。 使い魔召喚試験で手違いから入間に召喚され使い魔になったショックで寝込み、後日ようやく復帰するも、使い魔として召喚された時に濡れ衣で捕まって会議に出られず、挙げ句の果てには問題児クラスの担任を押し付けられる形となった(とはいえ、家庭訪問の際、サリバンは「やっぱりカルエゴ君に頼んでよかった」といった発言をしていたため、何にせよ担任はやらされたと思われる)。新任だった頃はダリが教育係であった。 「入学式で禁忌呪文を唱える」「アスモデウスと決闘する」などの騒ぎを起こした入間を目の敵にし(それでも評価は平等に行なっている)、さらに入間に使い魔にされてしまってからは益々入間のことが嫌いになったが、その一方で入間が危険に慣れすぎているために無茶を躊躇しないことを懸念している。また、収穫祭で入間が行方不明になった際には少し贔屓ともとれる言動をしている。問題児クラスが全員ダレス(4)となり、入間に至ってはそうそう起こり得ない一年にしてへー(5)になったため注意を促している。 月越しで仕事した際「アクドル大武闘会」よりも「魔ーケストラ」を好んだが、イルミが登場した際は顔を青ざめ手で顔を覆い、隣にいたバラムの問いかけに知らんを連呼し「面倒ごとには巻き込まれたくない!!」と叫んだ。 その際バラムの「どうする!?」の問いかけに「どうもせん!!」と叫んでチャンネル変更を要求した。〔因みにその後バラムの「応援しようよ!!」に「なんでだ!」と返している。〕 代々家が番犬の家系であり、幼少時からバビルスの次期番犬として育てられた。バビルス在学時代は一年生の頃から規律に厳しく魔力に対しては並の上級生を上回る才能を持っていた(アリス同様最初からランクはダレス(4)だった)。かつての謎の番長として行動していたオペラと特徴が一致していた事から勘違いで何度も絡まれており、それを解決するべく行動していた所正体がオペラだと知り、戦いに敗北するも攻撃を一度耐えた事からオペラに認められてバラムと共にパシリになる。
エギーちゃん カルエゴの使い魔形態。容姿は蝙蝠の翼とウェーブかかった黒髪が一本生えた白ヒヨコ(但し手足には黒い爪のようなものが一本のみ)。ふわふわとした体毛から、「モフエゴ先生」とも呼ばれる。この形態でも魔術使用に支障はないが、本体の使用時より見た目上可愛いものが発現している。使い魔は主人の性格などが強く反映されるため彼の姿は入間が基本的に無害な人物であることが影響している。
サリバン
声 - 黒田崇矢[12] 位階:テト(9) 13冠にして魔界三傑の一柱。一人称は「僕」、「(最初だけ)我が輩」。悪魔学校バビルス理事長。かつては魔王デルキラに側近として仕えていた。 口髭とスキンヘッドと牛角が特徴。長身痩躯の老魔だがギャグシーンでは二頭身の卵体型になる。契約を結び義理の孫として迎えた入間を全力で可愛がり甘やかしたがる孫馬鹿。普段はマイペースな好々爺だが魔界で三指に入る大悪魔。なぜ人間の入間を孫にしたのかは謎。彼の親しい者は、孫どころか子供がいない事を知っているので疑問に思われている。周りの悪魔からは慕われており、同じく三傑の二人からも魔王を勧められた。目立つのが嫌という入間の為に、彼とその友人であるアリスとクララを問題児クラスに入れた。 月越しの際、入間にテレビを着けないよう言われていたがその約束を破り着けた際イルミを目撃、オペラと共に驚く事となる。 その後オペラに録画と“画質もっと良いテレビ”を買ってくるよう指示を出した。
オペラ
声 - 斎賀みつき[12] サリバンの側近。猫耳がある三つ編みの容姿だが、性別不詳。一人称は「私」。 普段は冷淡で無表情だが、毒舌でドSな一面を持つ。家事が完璧で尻尾でゲームをするなどかなり器用。実力も高く、魔獣を圧倒する程。表情よりも猫耳の方が感情豊か。当初は入間を養子にしたことに疑問を持っていたが、彼に懐かれるのはまんざらではなく、様々なアドバイスを与えることもある。バラムとカルエゴの先輩でカルエゴをパシリ扱いしており、時には言葉攻めで弄り倒すこともあるため、カルエゴが苦手とする数少ない人物。 月越しの際、入間にテレビを着けないよう言われていたが、悪魔は面白い事が大好きだからとテレビを着けた所、イルミを目撃しサリバンと共に驚く事となる。 その後サリバンの録画の指示に「してます」と答え、画質もっと良いテレビを買ってくるよう言われ即座に応じている。 バビルス在学時代からサリバンに仕えており彼の目指す学校を作るために謎の番長として学校内の不良達を懲らしめていた。この時は黒髪で癖っ毛であり、噂で知られていた特徴がカルエゴにかぶってしまっていた事から迷惑が行くことになってしまい、自身の行動を止めるべく行動していた彼に見つかってしまう。口封じのためにカルエゴと戦い圧倒するが、自身の一撃を耐えた彼と異常な力を持つバラムを見て、二人をパシリにした。
悪食の指輪(あくじきのゆびわ) / アリクレッド
声 - 三木眞一郎[13] 入間が右手に装着している、魔力を保管し出力する魔具。魔力が枯渇すると周囲の魔力を吸い取る。 当初は自我がなく、入間がベト(2)に昇進した際に自我を得、ギメル(3)に昇進した際に意志疎通を可能とした。魔術への造詣が深く、入間に魔術を教育・指導しており、相棒にして師弟関係にあり窮地を共に力を合わせて切り抜ける。入間に変化術を掛けられた容姿はタキシードを着た単眼の紳士。正体が露見するとどんな騒ぎになるか不明なため、安全が保障されるまで表に出ようとしない。入間を最初はご主人と呼んでいたが本人が嫌がった為「イル坊」と呼び、入間には「アリさん」と呼ばせている。入間に性格改変魔法をかけて「入魔(悪入間)」モードを作り、大騒動を引き起こした。キリヲの悪意に気づくもまだ喋れなかったため上手く伝えられなかった(キリヲの首根っこを掴みはした)。入間のランクがダレス(4)になった直後から応じなくなったが(妙に眠かったらしい)、入間のランクがへー(5)になると同時に目を覚まし(なる前にどでかい音で目が覚めたらしい)、入間と唯一無二の相棒となる。更にランクが上がった影響で大きさを変えたり、指輪から一定範囲内ならば離れて行動出来る様になった(一定範囲を越えると引き戻されるらしい)。 一人称は「俺ちん」で、普段の態度は男性だが、たまに女の格好をして振る舞い「女優」と言う言葉を口にしたりしている(婦人服や帽子、金髪のカツラをかぶったり胸が膨らんだりしている)為性別は不明。 アクドル大武闘会の的当てで呼ばれた際(イルミが羽を持って見えないようにしていた)ツインテールでふわふわした女アクドルの格好をし「アリコに任せて」と飛び出した所、イルミから「カワイイね!!」と言われ、からかって怒られると思っていたアリは「おっと予想外の反応」とツッコミを入れた。 その後最後の種目であるライブでイルミに出来ることは全部したいと頼まれ入魔モードにした。
悪魔学校バビルスの関係者 問題児クラス 入間、アリス、クララについては「#主要人物」を参照
サブノック・サブロ
声 - 佐藤拓也[14] 所属師団:魔王師団 / 使い魔:ケルビー 名門サブノック家次男。一人称は「己(うぬ)」で、二人称は「主(ぬし)」。魔王になることを夢見ている猪突猛進だが堂々とした性格をした文武両道の美丈夫。常に尊大な態度で、目上の者に対しても決してへり下ることが無く、首周辺には家系能力を使用するための複数の金属板を首飾りのように身に着けている。入間を一方的にライバル視しているが実質的なライバルはアリスである。 入学当初は「力が全て」という考えで、入学式の日にいきなり教師に暴力を振って力を誇示したために問題児クラスに編入された暴れん坊だったが、自らの無謀さが招いた絶体絶命の窮地を入間に救われて感謝の言葉を述べ、それまでの非礼を詫びた後、入間の行動に影響され以前よりは思慮深くなった。 ウォルターパークと言う遊園地で魔獣と戦った際、カッコいいからと言う理由で窮地に陥ったアリスを壁になることで助け、撤退を試みた際にアリスが入間に気を取られ成長していないこと、彼の野望が勝利ではなく“イルマの矛になること”だろうと伝え「自分の野望を間違えるでないこの大馬鹿者がッ!!!」と一喝した。 収穫祭ではアリスと組み強力な魔獣を倒しポイントを集めていたが、途中でドロドロ兄弟と競争する事になる。勝負後はドロドロ兄弟も連れて行動していたが、入間を助けに向かったアリスを野望に向かったからと止めなかった。最後は力尽きて眠ったものの、それまでのポイントからランクは上がった。 家系魔術は「武器創生(ぶきそうせい)」。噛んでいる物質と同質の武器を造り出せる。
クロケル・ケロリ
声 - 東山奈央[15] 誕生日:11月4日 / 身長:155cm / 体重:魔りんご66個分! / 使い魔:ブリザードウルフ、スノウキングフォックス 名門クロケル家長女。一人称は「私」。魅力度51%。熱に弱く、能力の酷使や興奮するなどして体温が高くなると倒れてしまう。 実はアクドルのくろむとして人気を得ており、正体露見防止のため特注の超認識阻害眼鏡を常に掛け、アクドル活動時には外している。また、彼女自身も大のアクドルファンである。 幼少期は母親や兄妹と同じように笑顔を見せない性格で優秀な兄妹と常に比較されていたころ、アクドルの映像に魅了されたことから、家族を見返すためにアクドルとして活動、自分より目立っている入間に嫉妬しているが、同時に窮地を救われた恩から好意を持つという複雑な感情を抱いている。 収穫祭ではカムイと組み、たくさんの魔獣を従えて魔獣にポイントを集めさせていた。更に魔獣を使ってアロケル達と激闘を繰り広げるも叶わず、自身達をポイントにすれば勝てると言う魔獣達に対して自分がどんなに輝いてもファンがいなくては意味がないとし労いの言葉をかけた。収穫祭以降は魔獣や一部の生徒から女王と呼ばれているが本人は恥ずかしがっている。大武道会では勝利のために収穫祭での約束を使って入間とリード、更に突然空いてしまった枠を埋めるためにその場に訪れたアメリを引き連れてチームデビムスとして出場した。第7種目の大騎馬戦で負けた事から焦るも励ましてくれた仲間達の姿を見て自分が一人じゃない事を自覚し、序盤はロックでカッコイイ姿を見せ、後半でとびっきり可愛い姿を見せる作戦を立て、ライブを大成功させた。 家系魔術は「氷面(ひょうめん)」。水の温度の調節、特に冷却を得意とする。その応用なのか本質なのかは不明だが、氷を自在に操ることができる。
アンドロ・M・ジャズ
声 - 柿原徹也[16] 所属師団:魔術開発師団 アンドロ家次男。窃盗癖から頻繁に金品を盗むため、購買部からブラックリスト入りされており、入学時もスリが原因で問題児クラスへ。勉強は苦手だが計算など数学が得意で頭も切れる。一族の方針から優秀な兄に常に馬鹿にされ、その経験から頼りにされると期待に応えたいという願望が強く、自身が頼りにされる「お願い」を拒否出来ない。仲の良いリードからは「ジャジー」と呼ばれている。収穫祭の時はアロケルとパートナーを組む。 一族の家訓は「卑しい事こそ美しく」。無駄に指が動くとカチカチと音が鳴り相手に気付かれやすくなる指輪を、自分への枷として全指に着けている。限界まで開いた指がまるで蛇であるかのように自在に動く技を持つことから、「蛇使いの盗賊(サーペントシーフ)」の異名を持つ。 収穫祭では当初アロケルとの協力で他の生徒を騙し順調に点数を重ねていたものの、オロバスの策略によってリタイアとなってしまう。しかしそれでも諦めずに、リタイアした者が行くテントからオロバスの行動を監視し、アロケルに連絡する事で一矢報いる事に成功する。 一時収穫祭でオロバスが優勝の名乗りを受けた際、異議を唱えて教師達が見落としていたポイントの存在を指摘した。 家系魔術は「盗見(ピット)」。対象が隠し持ったものを見抜き、盗むための最短ルートを視ることができる。盗む以外に射撃などでも応用が利く。
シャックス・リード
声 - 山谷祥生[16] 誕生日:9月 / 所属師団:遊戯師団 シャックス家長男。騙す快感と消耗するスリルを好むお調子者なギャンブル狂のゲーム好きな美少年。入学時にギャンブル騒動を引き起こし問題児クラスに編入となったお調子者のムードメーカー。一部の友人を愛称をつけて呼んでいる。 身長が低いことがコンプレックスであり、普段は尻尾を支えに浮くことで背を誤魔化している。姉のジャッキー曰く元々は特別親しい友人も作らず、つまんないが口癖であったが、今では本人もクラスメイトが大好きだと認めている。 収穫祭では入間のパートナーとなり、それ以降彼を家に呼んだりするなど親しくなっているが、お互いに自分の方がお兄さんであると頑なに主張し合っている。 収穫祭では修行によって身につけた凄まじい集中力から伝説のリーフの情報を手に入れ、入間と共に若王となった。その後収穫祭の約束を果たすために大武闘会に出る事になり、イルミとくろむの正体を知る。大武闘会ではリンディとして女装し、第5種目のしっぽ綱引きに参加した。女性の悪魔との綱引きを望んでいたが相手が何故か男ばかりであり、怒りからビーバ達に圧勝するもギャリーに敗れる。 家系魔術は「感覚強盗(コントローラー)」。対象の五感を任意で強奪でき、その箇所は黒く変色する。複数箇所の強奪も可能だが、その場合魔力の消費も跳ね上がる。
イクス・エリザベッタ
声 - 本渡楓[17] 長身巨乳、魅力度89%の美女。色気はあるが勉強は不得手。「素敵な旦那様と幸せに暮らす」と言う野望を持ち、能力から無条件で異性の好感を得られることから純愛に強い憧れを抱いている。収穫祭ではクララと組み周りを魅了する事でポイントを集めていた。終盤ではケロリ達と協力してアガレス達と戦い、それによってランク上がった。音楽祭では主役のリリスを務めた。 家系魔術は「好感度(フルラブゲージ)」。対象の嗅覚に働きかけ、自身に好意を抱かせ奉仕させる。ただし、術をかけすぎると使用者や相手を暴走させてしまう恐れがある。また、使用にはいくつかの制約、“密室”や“距離”などがあるのだが“好きな殿方には使わない”を口にした際、それを聞いたリードは「最高です!!姐さんは能力とかいらないと思います!!」と熱弁した。
カイム・カムイ
声 - 梶原岳人[17] ですます口調の梟型の男子生徒。紳士だが根っからのオープンスケベで、セクハラにより問題児クラスへ編入。女体研究師団なる師団を独自に設立しようとするなど、カルエゴが感嘆するほど性知識への造詣が深い変態紳士(エロマエストロ)[注 1]。 収穫祭ではケロリと組み、ケロリが従えた魔獣の通訳などを行っていた。アガレス達との戦いでは魔獣の指揮をとり戦った。 家系魔術は「翻訳(なかよし)」。生物の言語を自動翻訳し会話を可能にする。その本質は生物の統率。鳥類は統率が早いらしい。
アガレス・ピケロ
声 - 吉永拓斗[18] 常に寝間着で常時寝ている怠惰な男子生徒。雲のような使い魔を連れており、「ししょー」と呼んでいる。アイマスクを被っているが、素顔は絶世の美少年。その美貌はロノウェも嫉妬し、焦りを覚えるほど。普段からだらけている一方で非常事態に咄嗟に周りを守ったり、収穫祭で周りを助けようとするガープに厳しいながらも正論を述べたりなど冷静な一面を見せることもある。 サボリ癖が酷過ぎて問題児クラスへ。「出席日数は最低限で良い」と言う考えで不登校児に成っていたが、ガープに引っ張られて毎日登校し、そのお節介を疎ましく思いながらもつるんでいる。 家計能力の関係上感知能力が高く、ウォルターパークの際は魔力が三箇所に集められている事に唯一気付いたり、魔獣が現れたのをいち早く感知したりした。収穫祭ではガープと組んだ。この際外で困っていた人を助けていた(ガープによって半ば無理矢理)事で一部の生徒から「殿」と呼ばれている。 家系魔術は「寝床(マイエリア)」。地面を自由自在に操る。本質は寝床とみなしたものを操ることにある。
ガープ・ゴエモン
声 - 大河元気[18] 藁人形のような容姿の男子生徒。一人称は「拙者」で、語尾に「ござる」を付ける。実家は道場を運営している。 「『仲間』を百人作る」と言う野望を持つ世話好きなお人好し。怠惰から一人でいたアガレスを放っておけずよくつるんでいる。収穫祭でもピケロと組んだ。収穫祭ではその性格故に困っている人を見捨てる様な真似はせず、アガレスに静止されたにも関わらず多数助けたが、結果としてその功績が2人のランクを上げる事となった。 家系魔術は「風太刀(かまいたち)」。風刃を自由自在に操る。
アロケル・シュナイダー
声 - 土岐隼一[19] 獅子型の男子生徒。惚けた見た目に反し、座学成績学年1位の「百識の王」。 収穫祭から鬣をオールバックにして伸ばし、マスクで表情を隠すようになる。パートナーはジャズ。収穫祭の途中でオロバスによってジャズがリタイアとなってしまうも、本来収穫祭が個人戦である事からリタイアテントを利用して、ジャズと共に一矢報いる。その後追い詰められても尚諦めずに行動しようとする入間達の元へと現れ、オロバスから手に入れたポイントを勝つときはジャズと二人でなくては意味がないからと入間に渡し、入間達に問題児クラスの勝利を託した。 王の教室解放の際に交渉したフルカスとは親密な関係にあり、その娘とのサバト(合コン)に出席している。そのためプルソンからは彼女ができたのだろうと疑われている。
プルソン・ソイ
おかっぱ頭の男子生徒。家系の教えから他人に干渉することを避けており、入間たちクラスメイトとの接点はあまりなく存在すらもあまり認知されていなかった。一方彼自体は、クラスメイトがこっそり行なっている事を知っていたりと、クラスメイトのことを良く見ていた模様。 本来は饒舌であるが目立ってはいけないという父の教えに従い、母から渡されたトランペットを吹いて感情を発散するうち、バビルス生徒からはその正体を知られぬまま「妖精(ピクシー)」と呼ばれるようになる。 王の教室に居続ける条件から彼の位階を上げる必要ができた為、音楽祭にて活躍して欲しいと言われるも家の関係上当初は断っていた。しかし、入間の説得を受けた事で出場を決め必死に特訓する。本人はその事に満足感を得ていたものの、父から音楽祭に出るのをやめて家に帰るように言われた事で、音楽祭に出たい思いと家族の事で板挟みになり姿を消す。その後入間に自分の恥ずかしい秘密を暴露されると言う予想外の方法で慌てて姿を現し、今まで自分が思っていた事を全て入間にぶつける。音楽祭当日もどちらを選ぶか迷い続けていたが母の言葉に背中を押され、音楽祭を成功させた。その後父に電話で音楽も当主の座も両方諦めずに新しい当主になると宣言した。 目立たないことを信条としているが女子にモテることも望んでおり、カルエゴにモテるための秘訣を尋ねた他、他校女子とのサバト(合コン)に出席したアロケルを咎めるなど男女交際について敏感な一面を持つ。 家系魔術は「認識阻害(にんしきそがい)」。姿と気配を消しさる。
生徒会 アザゼル・アメリについては「#主要人物」を参照
ロノウェ・ロミエール
声 - 鈴木達央[20] 位階:へー(5) 名門ロノウェ家嫡男。2年生。元バビルス風紀師団団長。一人称は「僕」または「ロノウェ」で、時折語尾に「ロノウェ」を付ける。 非常に口達者で褐色長髪の美男子。ナルシストで周囲がウンザリするほど常にハイテンション。男に触られる事が苦手だが、自分からだったり、親しい者ならば平気。父がウォルターパークの所有者であるため、そのコネで自由に堪能可能であり、その際に共に遊んだ入間を気にいっている。普段の態度から誤解されがちだが実力は高く、根は真っ直ぐとしており、ウォルターパークでの事件では避難所から体をはって方向を変えたり、音楽祭のヒントを与えたりしている。前音楽祭に優勝してアメリに初めて敗北を刻みつけた存在である。 家系魔術は「注目(カリスマ)」。如何なる状況でも自身に注目を集められる。戦闘時に使うことで敵の視線を引き付け、囮になることも可能。
ザガン・ジョニー・ウエスタン
声 - 江口拓也[21] 眼鏡をかけた男性。かつては不良であったが、アメリにスカウトされ生徒会に入った。
キマリス・キッシュライト
声 - 八代拓[21] そばかすが特徴の男性。かつては引きこもりであったが、アメリにスカウトされ生徒会に入った。
グシオン・サニー・グレイヴ
声 - 石井マーク 後ろ髪を結んだ髪型の男性。かつて1人で修業をしていた所をアメリにスカウトされ、生徒会に入った。
アスタロト・スモーク
声 - 山本希望 アメリを除く上級生の中で唯一の女性メンバー。アメリが入間に好意を寄せていることを密かに見抜いている。
アンプシー・ナフラ
位階:ギメル(3) 常に悪臭を漂わせる全身ローブ姿の悪魔。1年生。「口なしナフラ」の異名を持つ。なぜか近づいた者は卒倒するという噂がある。 収穫祭ではあるきっかけで入間に懐き、終始入間の傍についてまわっていた。後にクララとも仲良くなり、「ギョーちゃん」と呼ばれるようになる。 「ぎゃ行」以外をあまり口にする事がないが、イントネーションで何が言いたいかは大体伝わっている。 実は女性で、ある事がきっかけで女子会に呼ばれる。
魔具研究師団 入間、アリス、クララについては「#主要人物」を参照
アミィ・キリヲ
声 - 逢坂良太[22]、山本亜衣(幼少期) 誕生日:13月13日 / 身長:162cm / 体重:48kg(羽と尻尾除く) / 位階:ベト(2) / 所属師団:魔具研究師団(団長) 名門アミィ家嫡男。3年生。元祖返り。常に笑みを浮かべた京都弁のメガネの美青年。虚弱体質ですぐに吐血したり気絶してしまう。幼少期から魔力が少なく、親族から煙たがれている。魔力が一切ない入間と息が合い、入間達が入団する事になる。首には魔力を溜めるネックレスをしている(事件の際に魔力を解放するために壊したが、音楽祭以降は入間と同じ指輪の形をしたものを着けている)。その本性は元祖返りした狂気的な思考の持ち主であり、他人が絶望の表情を浮かべる事に興奮する。 幼少期には自身に親しげに話しかけてくれた少女・ナギ(声 - 佐々木未来)がいたが、彼女共々いじめられてしまい、ある日いじめっ子に大切な物を奪われ絶望した彼女の表情に興奮を覚え、自身が他人の絶望を好んでいる事を知る。 サリバンがいない隙に学校の生徒と教師を皆殺しにしようと画策したが、計画に気づいた入間達によって止められてしまい逮捕される。その後自らの意志でウォルターパークへと送られ、ウォルターパークの破壊を兼ねて他の悪魔と共に行動していた。六指衆によって助けられ、そこまでの仲間を絶望した顔が見たいからと切り捨てた。音楽祭に紛れてバビルスの校内に入り、魔具研究師団でアリスと再会するも、彼がキリヲの本性に気づいたため撤退する。 家系魔術は「断絶(バリア)」。透明な障壁を発生させ、如何なる攻撃をも防ぐ。幼少期は油断すると解けてしまっていた。
エリゴス・シネル
声 - 利根健太朗 所属師団:魔具研究師団 2年生。非公式ファンクラブ「アメリ親衛隊」隊長。一人称は「我(こち)」。 絵に描いたようなオタクで、ある願望から解散選挙の引き金を引き起こした元凶。連行後は生徒会に扱かれ、魔具研究師団に押し付けられた。筆記試験では不正により補習地獄のため師団室で宿泊し、師団室を私物化している。
その他の生徒
バディン・バラキ
声 - 八代拓 位階:ヘー(5) / 所属師団:放送師団(団長) 師団披露にてトラブルに動じず放送をし続けた功績が認められ特賞を受賞する。見事な披露を見せた入間達に賛辞としてくろむのライブチケットをプレゼントする。
ワルブ
所属師団:放送師団 1年生。情報収集に長けているが、熱中すると他の行動が疎かになりやすい。
ボボ
所属師団:魔植物師団 1年生。魔植物に関して知識が豊富。収穫祭においてアロケルと手を組んで他の仲間たちを出し抜こうとするも、ジャズ&アロケル組の策略により逆に出し抜かれる。
ガルゥ[23]
所属師団:魔術開発師団(団長) 新魔術開発の功績により凄いで賞を受賞するが、その際にダリに「次は特賞を取る」と軽口を叩き合っていた。教師の弱みについて幾分か把握しているなど情報通。
エイコ
声 - 浅見春那[19] 1年生。A組。巻末のスキマコーナーのヒロイン。入間とアリスの決闘騒ぎで入間に救われたことがきっかけで彼に感謝と恋心を抱くようになるが、不運続きで入間と全く接触出来ていない。その後はアメリに救われ、アメリの熱烈なファンにもなる。 入学当初はアスモデウスを苦手としていたが、後にお互いに入間を崇拝する同志であるとわかり、たびたび連絡を取り合っている。
ガー子
声 - 森永千才 1年生。A組。ドラゴン型の女子生徒で、エイコの友人。友達思いで、不運続きなエイコのことを心配している。 原作にはわずかなコマにしか登場しないがテレビアニメ版ではエイコに追従する形で大きく出番が増えている。
オロバス・ココ
位階:ギメル(3) 1年生。A組。人間態の上半身と馬の下半身というサテュロスのような体格と地に付くほどの長髪が特徴の眼鏡を掛けた男性。 実技・座学成績学年2位。その後もあらゆる試験で2位を総なめにしている。「実は1位をとれるのにわざと2位をとっているのでは?」とすら言われる未知数な実力者だが、実際は成績首席をアリスとアロケルに奪われていることで偶然次席になっているだけに過ぎない。 2位を総なめにするあまり、周囲からは「2位信仰」と呼ばれ距離を置かれていたことから、問題児クラスに対抗心を交えた強い羨望を抱いており、家系能力に頼らずとも、自分の実力で問題児クラスを追い抜こうと日々自己研鑽に励んでいる。 収穫祭ではオチョに操られ、問題児クラスを標的に使わないよう決めていた家系能力を使ってポイントを集めていた。その途中で自身の行いに疑問を感じるもリードから伝説のリーフを奪う。入間とクララを追い詰めるも駆けつけたアリスによって重症を負うが、オチョから渡されたポイントにより自分の行いに疑問を覚えながらも若王となりかける。しかし、奪い返された伝説のリーフとジャズの機転によりポイントを抜かされ、問題児クラスの結束の力に敗れる。その後入間達に謝罪し、和解した。また、オチョに関する記憶もいつの間にか消された模様。 収穫祭後、距離を置かれていたクラスメイトとも打ち解けており、音楽祭ではA組の朗読劇の主役を務めた。 家系魔術は「幻燈(トラウマ)」。対象のトラウマを幻で再現し見せる精神系能力。ただし、術者には対象がどんな幻を見ているのか把握することができない。
アンドロアフレス・イチロ、アンドロアフレス・ニロ
位階:ギメル(3) ともに1年生。本来なら2年生だが、授業をサボって傭兵として戦場にいたため留年。「ドロドロ兄弟」で知られている。 幼少期から戦場の英雄に憧れ、一家の家業に反発し入学早々脱走して北の戦場に行き死にかけた所をフルフルに救われ弟子入りした過去を持つ。 アリスとサブロがフルフルの弟子であると勘違いし、自分たちのほうが優秀な弟子であると敵愾心を燃やす。 家系魔術は「逆鱗(スイッチ)」。相手を挑発して理性を削り正気を無くす精神系能力。声量によって威力が変わる。
ハルノ、アヅキ、コナツ、ドサンコ
声 - 三谷綾子(ハルノ)、山本希望(アヅキ)、舞原由佳(コナツ)、井澤詩織(ドサンコ) 1年生。B組。サバトで入間達と交流した。明るい性格をしたボブヘアの少女がハルノ、大人しい性格をした黒髪(テレビアニメ版では紺色)ロングヘアの少女がアヅキ、八重歯が特徴の活発な少女がコナツ、一つ目型の少女がドサンコ。 収穫祭では1日目にしてリタイアする寸前であったが、アガレスとガープに助けられて最終日まで生き残る。その経緯から彼らとは仲が良い。
よっちゃん
声 - 山口智広 本名不明。C組[24]。仲間と共にクララの家系能力を利用していたが、入間に頼まれたアリスに粛清された。
メロニー[25]
額の右から角が生え、左目を髪で隠した少女。B組。姉御肌で、勝気な性格。
ミギ、ダリ
声 - 舞原由佳(ミギ)、土岐隼一(ダリ) ロノウェの取り巻きの女子生徒。
教職員 カルエゴについては「#主要人物」を参照
バラム・シチロウ
声 - 小西克幸[26] 位階:ケト(8) 空想生物学担当教師。カルエゴとは元同級生で仲が良い。「守護の白鴉(ガーゴイル)」の異名を持つ。趣味は絵本作成で、内容は教材としてもとても分かりやすいものだが、外見と悪評のため誰にも読んでもらえなかった。 常にマスクを被った巨漢で、足は鳥のような鉤爪をしている。当初は足に着くほどの長髪だったが、筆記試験後はバッサリ切り、スポーツ刈りにした。しかし音楽祭間近に「羽毛期」と言うものに入り、入間の降魔の儀現在は肩の長さまで髪が伸びている。 牙が獰猛な上、過去の事故で左上唇が損傷して剥き出しになってしまい、周囲に脅威を見せつけないようマスクを装備している。その外見に脅えて生物が逃げ出してしまうため、生物や生徒を撫でまわす触り癖(スキンシップ)がついてしまい、外見が怖いため生徒からは敬遠されているが、当人は生き物好きの優しい性格の善魔。そのため魔生物の知識が豊富で過去にその知識を生かして誰も傷つけずに収穫祭で優勝し名前を刻んでいる。優し過ぎて入間にうっかり正体を明かされるほど。そのため、入間が人間であることを知る初めての部外者となり、彼を守るため協力者となる。収穫祭の為の特訓ではアリスとサブロの師匠となって二人を鍛え、収穫祭では解説を行いつつ入り込んできた敵を探していた。音楽祭後はアリスから元祖帰りの話を聞いており入間にさりげなく注意を促している。 家系魔術は「虚為鈴(ブザー)」。対象の嘘や不正を瞬時に察知する。
ダンダリオン・ダリ
声 - 石井マーク 魔界歴史学担当で教師統括。口癖は「建前は以上!」。柔軟で温和な教師で生徒から人気がある。よくスージーとコンビを組み、行事紹介を行う。温和ではあるが悪魔らしい攻撃的な気質を出すこともある。 カルエゴには畏怖する教師が多い中、態度を変えず接している希少な存在ではあるが、カルエゴが新任の時彼が教育係であった。しかし、その事実を知らない者達からは嘘や冗談と思われ信じてもらえなかった。(後に家系魔術で嘘が解るバラムが本当だと伝えている)
バルス・ロビン
声 - 吉永拓斗 使い魔学担当の新任教師。愛称は「ロビー」。真面目で丁寧な好青年だが一点集中すると他に目が行かない悪癖を持つ。一方で一度一点集中すると寝食なしでも平気でいられる強靭な精神力と体力の持ち主。使い魔授業の件でカルエゴから目をつけられてしまっているが、本人はその理由に心当たりが無い(集中するあまり学校へ来るのを忘れており、その間にカルエゴが使い魔になっていた事を知らない)。 収穫祭ではリードの修行を受け持ち、ひたすらにゲームをさせて集中力をつけさせた。リード達が若王になった際には他の教師と違い弟子の元へ駆け付けず、彼らに手を出したオチョに重傷を負わせた。 家系魔術は「一射必中(いっしゃひっちゅう)」。「百射百中」の派生能力で、放った矢は一切の干渉を受けず的に必ず命中する。1日1回しか使えないが、集中力が切れない限り永続可能。
ライム
声 - 山本希望 サキュバス誘惑学担当教師。サキュバス誘惑学師団顧問。サキュバス固有能力「審美眼(エロスコープ)」で対象の魅力(エロ)度が図れる[注 2]。アムリリスの弟子。 非常に色気の強い煽情的な巨乳の女性。過去に収穫祭ではその色気で生徒に食材を貢がせていたが、ある人物を誘惑出来なかったために準優勝に甘んじている。収穫祭ではクララとエリザベッタに修行をつけた。
オリアス・オズワール
声 - 梶原岳人 占星術教師。遊戯師団顧問。紳士だがかなり軽い性格。酒が飲めない。彼が来てから収穫祭の怪我人は大きく減ったらしい。王の教室の際にリードとエリザベッタとゲームで勝負し、家系魔術で圧倒するも彼らの作戦によって手を抜いてしまい敗れる。 家系魔術は「占星(ラッキーハッピー)」。自身が起こすすべての事象が必ず幸運に繋がる絶対運。本人曰く、ラッキーでもカバーできないこともあるらしい。また、本人が無意識に手を抜いた場合は発動しない。
ブエル・ブルシェンコ
声 - 中村大志 D組の担任。右頬の傷とオールバックが特徴の男性。D組の生徒たちには苦労しており、収穫祭後の教師陣の打ち上げで「うちのクラス全然いう事きかない」と泣きながら愚痴を零している。 強い悪魔を倒せばランクを早くあげられると考えた入学当初のサブロに怪我を負わされ(治しはしたが痛いものは痛かったらしい)、王の教室の際にはサブロにサインする気はなかった。しかし入間との出会いで変わったサブロの姿を見てサインする。 家系魔術は「半永久(ヒール)」。魔力がある限り、どんな傷も瞬時に治せる。ただし痛みは遮断不可能。スピンオフ作品「魔界の主役は我々だ!」では生物のみならず壊された部屋の修復も行っている。
ストラス・スージー
声 - 新井里美 魔生物学教師。魔植物師団顧問。温和な性格の女教師。口癖は「ふい」。よくダリとコンビを組み、師団披露や収穫祭といった行事紹介を行う。
モラクス・モモノキ
声 - 朝井彩加[27] 魔術基礎学教師。ポニーテールの美人教師。カルエゴに密かな好意を抱いており、エギーちゃんに変身したカルエゴに対して赤面しながら悶えたり、カルエゴの手帳を盗んだジャズからその手帳を入手した際に狂喜するなど、カルエゴへの恋慕が絡むと普段の冷静な表情を度々崩してしまう。新任の時はカルエゴが教育係であった。学校に祖父のフルカスがいる。
フルカス
魔術知識学教師。セミロングの妙齢な女教師。知識欲が貪欲で常に勉学を欠かさない。そのためアロケルと息が合い、終末期には共に学会に出ていた。
モラクス
声 - 下崎紘史 魔術知識学教師。顎鬚が特徴の老教師。モラクスに並ぶ貪欲な知識欲を持つ。色欲を捨てて勉学をしていたため、性知識に免疫がない。モモノキの祖父。モモノキ対して過保護なところがある。
マルバス・マーチ
声 - 中村大志 拷問学教師。黒髪セミロングで額が出ている男性。ロビンからは「ジミー先生」と呼ばれた。実はケロリのマネージャーの弟。カルエゴを苦手としている。
カムカムさん
声 - 下崎紘史 売店員。万引き犯には竹槍で報復している。ジャズとクララを常習犯として出禁、ブラックリスト入りしている(クララの場合は商品を見たらそれを生み出せるからであり、あくまで威嚇しかしない)。
特別講師陣 バラム、ロビン、ライムについては「#教師・教員」を参照
バルバトス・バチコ
ロビンの従姉。一人称は「あッチ」。ツインテールとゴシック・アンド・ロリータ風ファッションが特徴の美少女。可愛いものが大好きだが、非常に我が儘かつ気まぐれの強烈な性格をしている。常にココアシガレットのようなものを口に咥えている極度の甘党。傍若無人な面が強いが、バルバトス家を通して3人しかいない百発百中の弓の名手で「絶望の羽喰(アンデッド・アーチャー)」の異名を持っており、サリバン曰く13冠に劣らない実力らしい。サリバンには会うと赤面し目も合わせられないほど彼を尊敬している。13冠のパイモンとは犬猿の仲。 収穫祭の際にサリバン直々に入間の特訓を頼まれ承諾するも、途中までその事を忘れ、彼を自分の舎弟の様な扱いをしていた。サリバンと再会した際に思い出し、彼に自分の弓を作らせるも、今までの弟子がみんな弓をあきらめ自身の元を離れた事から彼もどうせあきらめると期待していなかった。しかし、自身の予想を上回る弓を作り出した入間を認め、本格的に修行をつける。その最中で他の悪魔の様に諦める事なく直向きに努力を続ける入間に心を開いていき、自身の大切な弟子として扱う様になる(そもそも弓は性質上悪魔向けではなく、人間かつ我慢強い入間は非常に相性が良かった)。収穫祭後サリバンから入間が人間である事を知らされる。 食王・べへモルトが行方不明で、その捜索に天眼・アスタロウが尽力しているため、新13冠候補として名が挙がっている。 家系魔術は「百射百中(ひゃくしゃひゃくちゅう)」。一度に百本の矢を発射可能だが、命中率は射手の技量で決まる。
フルフル
魔谷大戦三大英雄の末裔で、ドロドロ兄弟の師匠。周囲から「フルフル軍曹」と呼ばれている。収穫祭ではジャズとアロケルに修行をつけた(正確には彼は直接修行をつけていないが彼の連れて行った店で様々な事を学んだ)。ドロドロ兄弟からは非常に慕われている一方、ジャズ達からはクズ呼ばわりされている。
ウェパル
セイレーンのような容姿が特徴の女性悪魔。「号泣女帝」の異名を持つ、水魔法の達人。 常に水溜りが出来るほど泣いており、ネガティブかつ臆病だが、手加減が分からないスパルタな性格で家族にも教職は不向きと思われていた。収穫祭でなピケロとガープに修行をつけた。
ハット
一流の召喚士で周囲から「ミスターハット」と呼ばれている。「調教紳士」の異名を持ち、名前の前に男性には「J(ジェントル)」、女性には「L(レディ)」と付ける。 口髭とシルクハット、片眼鏡が特徴の紳士で、常に紅茶を嗜んでいる。収穫祭ではケロリとカムイに修行をつけた。
魔王・13冠 サリバンについては「#主要人物」を参照
デルキラ
先代魔王。現在、行方不明でその魔王の椅子は数百年間空席となっている。「消失の魔王」の異名を持つ伝説的な存在。当時側近だったサリバンを「サっちゃん」と呼んでいた。「伝説のリーフ」に対して悪魔らしくない悪魔に出逢いたいという願いを込めており、その伝説のリーフからは何故か魔界には無い桜が咲いた。
ベリアール
声 - 麻生智久 13冠にして魔界三傑の一柱。褐色で痩躯の老魔だが、ギャグシーンでは二頭身の卵体系になる。次期魔王候補の1人だが孫を溺愛しており、次期魔王の座は関心がない。サリバンを次期魔王に推挙。
レディ・レヴィ
声 - ならはしみき 13冠にして魔界三傑の一柱。三傑紅一点で二人より2歳年下のシスター風の衣装を着た女性。次期魔王候補の1人だが孫を溺愛しており、次期魔王の座は関心がない。サリバンを次期魔王に推挙。
ベルゼビュート
声 - 上田燿司 13冠。英傑次席。8代に続いて13冠に属している名門。まとめ役の苦労人。魔界三傑からは「ベル坊」と呼ばれている。
アスタロウ
13冠。天眼。サングラスドレッドヘアが特徴。次期魔王にレヴィを推挙。行方不明となったベヘモルトを探している。
アスモデウス・アムリリス
声 - かかずゆみ 13冠。色頭。アスモデウス家現当主。妖艶の美女でアリスの実母。ライムの師匠。一人称は「アムちゃん」。息子のアリスをちゃん付けで呼ぶほど溺愛しているが、アリスからは若干の苦手意識を持たれている。勘が異様に鋭い。自身が人間である事をアリス達に伝えるべきか悩んでいた入間にアドバイスを送った。
アマイモン
声 - 田所陽向 13冠。四方筆頭。人狼。次期魔王にベリアールを推挙。「13冠の集い」の出席率の悪さや態度の悪いバールに対して苦言を呈しているが、パイモンが椅子に座るのを手伝って上げたりと根は優しい。
ベヘモルト
声 - ロバート・ウォーターマン 13冠。食王。肥満の巨漢。バビルスの師団披露直前の時期に行われた「13冠の集い」では食物の乱獲を憂いていた。月越し直後の時点では行方不明となっている。
アザゼル・アンリ
声 - 遊佐浩二 13冠。魔関署警備長。アメリの実父。サリバンを人間界への不正渡航と入間がニンゲンであることを疑っている。入間と接触した当初は彼に好感を抱いていたが、親馬鹿でアメリが好意を寄せていると知ると彼を警戒し、目の敵にするようになる。
パイモン
声 - 櫻庭有紗 13冠。精霊主(妖精王)。美少女だが訛りの強いズーズー弁口調。アマイモンと仲が良いが、バチコとは犬猿の仲。次期魔王にサリバンを推挙。
バール
声 - 諏訪部順一 13冠。雷皇。サブロの叔父(父の弟)だがサブロ曰く本当の兄弟ではない。大柄な青年。裏で魔界秩序崩壊を狙う黒幕。元魔具研究師団に属しており、その頃からキリヲと知り合い。
グラシア
13冠。暗帝。13冠でまだ唯一姿を見せていない。
アムドゥスキアス・ポロ
元13冠。音魔。長身かつ美形の男性だがオカマ口調で基本的にテンションが高く、感情の起伏が激しい。カエルゴのことがお気に入り。自身の事はポロちゃんと周りに呼ばせている。サリバンとは昔からの知り合いでおサリと呼んでいる。かつて魔王であったデルキラを心から慕っており、それ故に常に近くにいたサリバンに対し嫉妬していた。かつて演奏で敵軍を666時間食い止めた伝説の音楽家。耳が非常に良く、心音などから他者の感情を読み取る事が出来る。音楽に対しての想いは強く、厳格ながらもしっかりアドバイスを送り、相手の良い所は素直に認める。13冠を名乗っていたに相応しい実力を持ち、一音で並の悪魔を凌ぐ魔法を使ったり、六指衆を圧倒する程の力を持つ。 男好きなのかA組の数人に電話番号を教えなさいと叫んだり、アブノーマルクラスのサブロの名前を覚え「今度の休日空けときなさい」とナンパしている。
元祖返り バールについては「#魔王・13冠」を、キリヲについては「#魔具研究師団」を参照
オチョ
黒い前歯が特徴の男性。元祖返り。偽りの一番やみじめな部分を見て笑ったりするのが好きな「2番信仰」。普段は掴み所のない飄々とした性格だが、憤慨すると言動が荒くなるのが癖。 問題児クラスを陥れようと最高位の隠密魔術をかけた状態でバビルス1年生に紛れて収穫祭に参加し、オロバスの対抗心と家系能力に目をつけ、記憶操作の魔術を通じて彼を利用していた。常に彼を慕い付き従う腰巾着のような態度を取りながらも情報収集をし、別れ際にオロバスの記憶を消した。しかし、バビルスの教師までは欺けず、ロビンに胸を貫かれ逃げ切るも重症を負う。
六指衆(むさしのしゅう)
ウエトト
六指衆第一指。六指衆リーダー。平凡な容姿の男性。同じ六指衆から「ウー兄」と呼ばれている。ウォルターパークのスタッフとして潜入していた。脱獄計画後、関係者の記憶を抹消し姿を消す。
シーダ
六指衆第二指。露出度の高い僕っ子口調の長身美女。ウォルターパークのスタッフとして潜入し、迷子の入間を救った。この出会いが切っ掛けで彼を気にするようになる。
ヒュダーリン
六指衆第三指。ダンディな男性小人。周囲から「ヒュー」と呼ばれている。ウォルターパークのスタッフとして潜入し、ミキィとキャスリンで勤務。脱獄計画時にトリトンの両手を握り潰し圧倒。
ミキィ
六指衆第四指。眼鏡っ子美女。ウォルターパークのスタッフとして潜入し、ヒュダーリンとキャスリンで勤務。
アトリ
六指衆第五指。チンピラ風の軽い男性。ウォルターパークのスタッフとして潜入し、ジャズ達の遊び相手を務めた。キリヲの立場に疑問を覚えていたが、彼の性格を知り考えを改める。
マエマロ
六指衆第六指。容姿はガイコツそのもの。ウォルターパークのスタッフとして潜入し、ジャズ達の遊び相手を務めた。
アクドル関係者
マル
声 - 篠田有香 くろむ(ケロリ)のマネージャーを務める眼鏡の女性。バビルス教員マーチの姉。
キュパ
くろむが所属するアクドル事務所デビムスの社長。おじゃる口調で喋り、「推じゃ!!」と書かれた扇子を持ち歩く。
ギャリー
力強い歌声と派手なパフォーマンスで人気のアクドル。キラーチューン所属。元はくろむと同じくデビムスに所属していた。一人称は「あたし様」。 "強欲の歌姫"の異名を持ち、欲しいものを必ず手にしてきた。自由奔放な人物で敵チームを魅了して自分の仲間にしたり、イルミ(女装した入間)に何度もブスと呼んだりする一方で敵チームでも自身のファンならばサインを書くなどファンは大事にしている。くろむと何かと対立しているために不仲説が流れているが、実際はくろむを最高の女であると認めており、くろむと結婚することを野望としている。イルミを敵視しているのも自分を差し置いて彼女の横で歌ったから。 第5種目のしっぽ綱引きでリード達に圧勝して一位をとり、更には第7種目でもケロリ達に勝利して彼女達を追い詰める。更に得意のロックで確実な勝利を狙いに行くも、カッコイイと可愛いを両立させたデビムスに敗れる。
バビルス生徒の家族・親族 アムリリスについては「#魔王・13冠」を参照
アスモデウス・ビオレ
アリスの親族。長髪の美少女。アリスのことが大好きだが、入間に傾倒して遊んでくれなくなったことにリリー共々悲観している。
アスモデウス・リリー
アリスの親族。短髪の美少女。
ダヴィデ
声 - 蓮岳大 アスモデウス家執事長。
クララ母
声 - 朝井彩加[28] 本名不明。子供達からは「マミー」と呼び慕われており、とにかく明るく天真爛漫な性格。
クララ父
本名不明。子供達からは「ダディ」と呼ばれるが、冒険家で各地を旅しているため、本人は未登場。
ウァラク・ウララ
ウァラク家長男。姉のクララをはじめとする一家(父は不明)が揃いも揃って不思議系な性格なのに対し、ウァラク家と血の繋がりを疑うほど、真面目でしっかり者の好青年。 家庭訪問に訪れたカルエゴに群がる家族全員を嗜め、カルエゴにお茶を振る舞い紳士的な対応をした事から、「誘拐して来たんですか?」とカルエゴが母に問いかけたほど。(因みに「実子です。」と即答されている。) 母曰く、「ウァラク家ではたま〜にウララのような子が生まれてくる」らしく、カルエゴに「遺伝子の抵抗が見て取れる」と思われた。
コンちー、キー坊
声 - 朝井彩加[28] ウァラク家次男と三男。両者共に本名不明。
シンシン、ランラン
声 - 朝井彩加[28] ウァラク家末男と末女。両者共に本名不明。家族からは「ちびーず」と呼ばれている赤子。
サブノック・シルビア
声 - 浅見春那 サブノック家長女。サブロの妹。語尾に「ス」を付ける美少女。サブロが中々実家に戻らないらしく師団披露の際会えて嬉しいと喜び、クララの妹達全員がサブロー登りをした際は「兄様の肩車はあたしのっスー!!」と右足にしがみついて泣く描写があった。
サブロ兄
サブノック家長男。本名不明。方向音痴らしく、師団披露の際シルビアと来たのに2秒ではぐれた。
サブノック・サブザン
声 - 咲野俊介 サブロの父。普段は工房に籠りきりで鍛冶の仕事をしている。息子であるサブロとの関係は良好ではなく、サブロからは向上心の無い悪魔だと思われ、自身もサブロが魔王になろうとする目標に反対している。 13冠の1人であるバールの義理の兄の関係にあるが、「家族に近づくな」と忠告しているなど険悪な関係にある。
ヤマンダ
サブノック家の使用人。サブロの幼少期から仕えている。
ケロリ母
声 - 舞原由佳 位階:ザイン(7) 本名不明。常に笑顔を見せることのないクールな性格だが、アクドルとして活動する娘を応援している。ただし、娘のライブを生で見たら興奮して倒れてしまうらしく、いつも実家から応援しているため、ケロリ本人は気づいていない。
チマ
ケロリの妹。母親と同じくアクドルとして活動するケロリを応援しており、アクドル大武闘会では応援に訪れる。しかし姉を応援しようとした余り邪魔になってしまい、それが理由でデビムスが追い詰められる事になってしまう。そして焦り始める姉の姿に泣いて謝罪し、周りから励まされる。ケロリの他にも兄と姉がいるが共に本名不明。
ばあや
本名不明。幼いケロリにアクドルの映像を見せ、彼女をアクドルに導くきっかけを作った。
アンドロ・M・ロック
アンドロ家長男。ジャズの兄。酒癖や女癖はおろか、弟以上の手癖の悪さの持ち主。常に弟を小馬鹿にした態度を見せる飄々とした性格。そのためジャズからはかなり嫌われている。一方で師団披露に来たり、家庭訪問に応対したりと保護者代わりの行動もとっており、一応ジャズを気にかけてはいる。
シャックス夫妻
リードの両親。リードの発言で存在が明かされるのみで、両者共に未登場。
シャックス・シャッキー
シャックス家長女。リードの姉。結婚と玉の輿に目がないがめつい性格で、男には見境のない貪欲な面が目立つ。
ロノウェ・ローズベルト
ロノウェ家現当主。魔界有数の実業家。サリバンと懇意。息子のロミエールと同じく「ロノウェ」が口癖で彼を溺愛している。
ソイ父
本名不明。ソイの父親で現在の一族の頭領。家系の問題もあって滅多に顔を見せないがかなりのイケメンらしい。妻やソイ曰く口下手。 ソイの兄が行方不明になってしまったこともあり、才能のあるソイに頭領となる様に常日頃から言い聞かせてきた。息子が音楽祭に出ようとしている事を知るとバビルスに連絡をかけ、ソイにバビルスを辞めて家に帰ってくるように命じる。しかし、音楽祭の息子の姿を見て今までもっとしっかり見てかなかった事を謝罪し、その上で戻ってくる様に言ったがソイから凄まじい勢いでまくしたてられた。それに対しソイが初めて自分に意見を言ってきた事に驚きながらも妻と共に姿を消した。
ソイ母
本名不明。息子のソイとそっくりな顔をしている。言葉の溢れるソイに言いたい事があった時のためとして楽器をプレゼントしており、幼い頃から彼が楽器を演奏する姿を見ていたため彼の音楽に対する思いにも気づいていた。夫にベタ惚れだから夫の味方をしているが、一族の掟に対してはどうでもよく思っている(本人曰く中立なんてその人の主観だから)。音楽祭では迷うソイに声を掛けて、彼の背中を押した。