ニャンコ先生
少女漫画誌『LaLa』の連載作品『夏目友人帳』の登場キャラクター。本名は斑という名前の妖怪であり、猫の姿は仮の姿である。
主人公・夏目貴志の用心棒。本作のマスコットキャラクター。声優は井上和彦。命名に前述のキャラクターの影響があったかは定かではない。
身長体重はドッジボール2個分。趣味は狩り。 好きな食べ物は和菓子、エビ、イカ(特にスルメ)、酒。スイカを冷蔵庫から引っ張り出し、人肌ほどに温まるまで放置してから食べるという独特の嗜好をしている。
夏目とは、用心棒をする代わりに彼の死後に友人帳を譲り受ける約束を交わしている。 夏目の祖母である夏目レイコとも面識があったようで、たびたび話題に出しているが、「友人帳」の勝負はしたことがなく名を奪われていない(代わりに招き猫に封印されており、夏目が解いたのが出会いとなる)。
本性は「斑(まだら)」 招き猫の依り代とされていた時期が長かった為、その姿に慣れてしまい、普段は「招き猫のような猫」の姿をとっている。一称はどちらも「私」 夏目もどちらも「ニャンコ先生」と呼んでいるが、読者の間では、招き猫型の時は「ニャンコ先生」、本性である妖の時は「斑」と呼び分けられている。
斑の姿は常人には見えないが、依り代であるニャンコ先生は見えるので夏目の飼い猫として一緒に暮らしている。本人(妖?)はその姿を「ラブリー」と評しているが、周囲からは「ブサネコ」「タヌキ」「白ブタ」「大福」等々、えらい言われようである。 約一名例外がいるものの、彼女の抱き着き癖は苦手の模様。「私は猫ではない」が口癖だが、構われると逃げるあたりは猫そのものである。
基本的に食っては寝ているだけで、日常生活は非常にだらしない。 面倒くさがりながらも夏目に対しては保護者的な態度を取っており、いざ危機が及べば圧倒的な力で敵を蹴散らしてくれる(ニャンコ先生の時は妖力が制限されるものの、いつでも斑に戻る事は可能)。豊富な知識や人生観を通して夏目に助言を与える姿は、まさしく『先生』そのもの。
他の妖とは違って人間と関わることに抵抗が少ないため、夏目を中心とした様々な人物と面識があり、一部の者には正体まで知られている(事故でバレてしまうこともあるが、本人はあまり気にしない)。
ファンからの人気が非常に高く、人気キャラ投票では主人公の夏目を抜いて1位を獲得した。1番くじや各種コラボレーション等で多数のグッズが商品化されており、店舗によってはニャンコ先生専用のコーナーが設置されることも。
偶然だが、夏目貴志役の声優・神谷浩史の飼い猫もにゃんこ先生という名前である。