監視社会
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一定の権力を持つ個人や組織によって個人の行動が常に監視されている社会。 ジェレミ・ベンサムが提唱したパノプティコン(1791)(一望監視施設。中央に高い塔を置きそれを取りまくように監房をもつ円形の刑務所施設。のちにミシェル・フーコーが管理システムを例える際に用いた)に起源があると言われる。 コロナ後の感染者情報の管理特定の議論などともつながり、現代の情報社会において最も重要なトピックの一つである。
文献紹介
- 朝田佳尚(2019)『監視カメラと閉鎖する共同体――敵対性と排除の社会学』慶應義塾大学出版会.
- ユヴァル・ノア・ハラリ(2020)「非常事態が“日常”になったとき、人類は何を失うのか」
フィナンシャル・タイムズ(英国). https://courrier.jp/news/archives/195233/
- 海渡雄一(2020)「日本は超監視社会への途を歩むのか。成立したスーパーシティ法案の問題点と法成立後の課題」.
- デイヴィッド・ライアン(2019)『監視文化の誕生――社会に監視される時代から、ひとびとが進んで監視する時代へ』青土社.
- 小笠原みどり(2020)「データと監視と私」GLOBE+ 連載.
https://globe.asahi.com/series/11029968
- 小笠原みどり(2020)「「感染追跡アプリ」を徹底検証!」(OurPlanet-TV 動画).
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/2495
- 荻上チキ、浜井浩一(2015)『新・犯罪論――「犯罪減少社会」でこれからすべきこと』現代人文社.
- 内田聖子(2020)「自治の極北 スーパーシティ構想と国家戦略特区」『世界』2020年6月号,岩波書店.