土偶

提供: つれづれウィキ
2021年5月14日 (金) 23:14時点におけるE35mk (トーク | 投稿記録)による版
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
ナビゲーションに移動 検索に移動

土偶の定義[編集]

広義には土製の人形をいう。古墳時代の埴輪(はにわ)も、かつて埴輪土偶とよばれていた。普通は、縄文時代の人形の土製品をさす。縄文時代の比較的早い時期に出現し、以後一貫して各時期に存続する。この時代の代表的遺物の一つである。弥生(やよい)時代には、確実に土偶といえるものはみられない。

土偶と埴輪の違い[編集]

①土偶は、今から約1万3千年前~約2千400年前の縄文時代に作られた。古墳時代(3世紀後半~6世紀)ころに埴輪が作られた。

②土偶は、集落の跡(縄文の人々が住んだり、祭りや儀式をした暮らしの場)から見つかることが多い。埴輪は、有力者の墓である古墳から見つかる。

③土偶は、基本的には女性を表す。妊娠した姿も多く、安産や豊穣を祈ったようだ。また、精霊の姿だという説もある。意図的に壊されたものも多く見つかっていて、壊すことが何かの祈りや儀式に関係していたのかもしれないと考えられている。一方、埴輪は古墳の副葬品で、権力者の功績を表しているといわれる。偉い人の墓のためのものなので意図的に壊すことはなかった。人の形以外にも円筒形や、盾や傘、家や犬や鳥など様々な形がある。

参考文献[編集]

[1] 土偶の定義

[2] 土偶と埴輪の違い