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=プラダを着た悪魔=
=あらすじ= 名門ブラウン大学(映画版ではノースウェスタン大学)を卒業し、ジャーナリストを目指すために田舎からニューヨークへとやってきたアンドレア・サックスは、なぜか幸運にも何百万の女性の憧れとする仕事、ファッション雑誌「ランウェイ」の編集部へと就職した。しかもその編集長で、ファッション業界に対し絶大な影響力を誇る、ミランダ・プリーストリーのアシスタント職である。だが、ミランダは自分の身の回りの世話を、アシスタントに押し付けるなどの横暴を発揮する最悪の上司であり、今までに何人もがこの仕事を辞めていたのであった。 ファッションには何の興味もなかった彼女であるが、本来の目的である文芸誌での仕事への足がかりとして、彼女の悪魔のような要求に耐えていく。その中でファッションとアシスタントの仕事の面白さに目覚めていく。
=概要= ジャーナリスト志望の主人公が悪魔のような最悪の上司の下で前向きに頑張る姿を描いた物語である。主人公の姿が同世代の女性から支持を受け、ベストセラーとなった。27か国語に翻訳されており、日本語訳は早川書房より発行されている。
=主な登場人物= アンドレア・サックス:主人公。ファッション雑誌「ランウェイ」編集長ミランダの新人アシスタント。 ミランダ・プリーストリー:同誌編集長 エミリー:ミランダのシニア・アシスタント ジェームズ:同誌ビューティー部のアソシエイト・エディター
=映画版= 映画版では編集長のミランダ役にアカデミー賞女優のメリル・ストリープ、主人公のアンドレア役には「プリティ・プリンセス」シリーズのアン・ハサウェイが配役され、2006年6月30日より全米で拡大公開された。原作のテイストを踏まえた愉快な作品に仕上がっている。興行収入は1億2000万ドルを超えたヒット作となった。 映画版の大ヒットを受け、20世紀FOXのテレビスタジオが原作のテレビシリーズ化権を獲得。30分のテレビシリーズとして製作し、もし実現すれば2007年より放送される予定であった。2013年には続編にあたる「Revenge Wears Prada:The Devil Returns」が発刊された。日本の出版社により、大学英語での教科書としても採用されている。 撮影は2005年の10月から12月に掛けてニューヨークやパリなどで行われた。 日本では全米公開より約5カ月遅れての公開となる。日本版の宣伝ポスターの一つにはモデルの押切もえの足をあしらったものを使っている。プロモーションには、出演者だけでなく、衣装担当として高い評価を受けたパトリシア・フィールドも来日。映画のプロモーションで衣装担当者が来日するのは稀である。 日本での映画公開日は2006年11月18日。キャッチコピーには、「恋に仕事に頑張るあなたの物語」「こんな最高の職場なら、死んでもいい!」「こんな最悪の上司の下で、死にたくない!」などが採用された。