カリギュラ効果

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カリギュラ効果(別名カリギュラ現象)とは、禁止されるほどやってみたくなる心理現象のことを言う。

背景

暴君として知られるローマ皇帝カリグラをモデルにした1980年の映画『カリギュラ』に由来する。同作が過激な内容のため、アメリカではボストンなどの一部地域で公開禁止になったことで、かえって世間の話題を惹いたことにちなむという。ただし、海外では用いられておらず、おおむね日本固有の用語である。

用例

この効果は、広告宣伝やテレビ番組でも利用されている。例えば、テレビ番組で、「ピー」などの効果音を付けて発言を聞こえなくしたり、モザイク処理をかけて映像の一部を見えなくすることにより、いっそう視聴者の興味をかき立てるなどである。                                          「カリギュラ効果」は学術的な用語ではないものの、その関心事の面白みからいくつかの実用書において紹介された事例がある。ちなみに、このような関心事は実験心理学の関心事としても成立し、心理学的な用語としては、「心理的リアクタンス」が用いられる。