ジョン・フィリップ・スーザ
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ジョン・フィリップ・スーザ(John Philip Sousa、1854年11月6日-1932年3月6日)はアメリカ合衆国の音楽家。 アメリカ海兵隊に所属し『雷神』や『星条旗よ永遠なれ』など100曲を超える行進曲を作曲したことで知られ、19世紀以降のブラスバンドの発展に貢献した。
生涯
1854年11月6日、ワシントン海兵隊楽団のトロンボーン奏者でポルトガル系の父とドイツ系の母のもとワシントンD.C.に生まれる。 7歳のころから音楽に触れはじめ、13歳で父が所属するワシントン海兵隊楽団に入団、5年後に退団し各地のオーケストラなどのバンドを転々とする。1880年に以前所属していたワシントン海兵隊楽団に指揮者として復帰する。 その後1882年に退団し「スーザ吹奏楽団」を結成、国内興行だけでなく海外興行も行うが1914年、第一次世界大戦の勃発を受け楽団を解散し海軍に大尉として入隊。戦後、少佐として退役した後に楽団を再結成し各地を興行するが1932年3月6日、ペンシルベニア州での演奏会終了後にホテルで急死。楽団も解散となった。
作品
ここでは主要作品を取り上げる。
マーチ
- ワシントンポスト(1889)
- 雷神(1889)
- 士官候補生(1890)
日本においては「士官候補生」として有名だが原題である"High School Cadets"は「ハイスクールカデッツ」という高校生のドリルチームの委嘱により製作されたもので、軍と関係はない。
- 自由の鐘(1893)
- エル・カピタン(1896)
- 星条旗よ永遠なれ(1896)
- 海を越える握手(1899)
- 美中の美(1908)
- アメリカ野砲隊(1917)
オペレッタ
- エル・カピタン(1896)
関連項目
- 吹奏楽
- 古関裕而(日本のスーザと呼ばれた)
- 空飛ぶモンティ・パイソン(オープニング曲として「自由の鐘」が使われた)