ドラえもん
『ドラえもん』は、藤子・F・不二雄による日本の児童漫画・SF漫画作品。及び、作品内に登場する主人公(未来からやって来たネコ型ロボット)の名前である。
作品概要
本作品は、22世紀の未来からやってきたネコ型ロボット・ドラえもんと、勉強もスポーツも苦手な小学生・野比のび太が繰り広げる日常生活を描いた作品である。基本的には一話完結型の連載漫画であるが、一方でストーリー漫画形式となって日常生活を離れた冒険をするという映画版の原作でもある「大長編」シリーズもある。一話完結の基本的なプロットは、「ドラえもんがポケットから出す多種多様なひみつ道具(現代の技術では実現不可能な機能を持つ)で、のび太(以外の場合もある)の身にふりかかった災難を一時的に解決するが、道具を不適切に使い続けた結果、しっぺ返しを受ける」というものが多く、前作の「ウメ星デンカ」のストーリー構図をほぼそのまま踏襲しており実質的な後継作品ともいえる。
誕生の経緯
『ドラえもん』ができるまでの過程を描いた漫画『ドラえもん誕生』によると、藤子・F・不二雄は1969年11月、新連載の締め切りが間近に迫っても作品の構想がまるで浮かんでいなかった。そんな切迫した状況にもかかわらず、「アイデアが勝手に出てくる機械があれば」、「昔もこんなふうに締め切りギリギリになって大変だった」などと考えたり、ドラネコのノミをとったりして、時間を無駄にするだけだった。そしてついに締め切り日の朝が訪れ、困り果てた末に「なんにも、ぜーんぜんまとまってない!! わしゃ破滅じゃー」と叫びながら階段を駆け下りたところ、たまたま置いてあった娘のポロンちゃん(おきあがりこぼし)につまずいたことで「ドラネコと起き上がりこぼし」からドラえもんのキャラクターが、さらに「便利な道具を持ったそのキャラが、ダメな男の子(自分)を助けに未来からやってくる」というアイデアが生まれ、ドラえもんが誕生したという。
登場人物
ドラえもん 野比のび太(のびのびた) 源 静香(みなもと しずか) 剛田 武(ごうだ たけし) 骨川 スネ夫(ほねかわ スネお)
受賞歴
第2回(1973年)日本漫画家協会賞優秀賞。 第27回(昭和57年度)小学館漫画賞児童部門受賞。 第23回(1994年)日本漫画家協会賞文部大臣賞。 第1回(1997年)手塚治虫文化賞マンガ大賞受賞。
舞台設定
作品の舞台となる、ドラえもんやのび太たちが住む町は、「東京都練馬区月見台すすきヶ原」という町である。 都内ではあるが、まだ裏山や空き地が開発されずに残されており、主人公たちの遊び場になっている(作者が少年時代を過ごした富山県高岡市の影響ともされる)。
映画情報
2023年 3月3日公開 「映画ドラえもん のび太と空の理想郷」 [https://doraeiga.com/2023/]
- Q
- 「ドラえもん」の中で好きなキャラクターは?
- A
- しずかちゃん