チワワ
チワワは世界的に公認された犬の中でも最も小さな犬種。メキシコのチワワ地域が原産地。体は、小さいが勇敢でとても賢い犬種。警戒心が強く初対面の人には、懐きにくい。大きくてつぶらな瞳とアップルヘッドと呼ばれる丸い頭が特徴的。
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特徴[編集]
世界最小の犬として知られるチワワ。大きな瞳、立ち耳、短めのマズルが特徴的な犬。額は丸みを帯びていて、その形状から"アップルドーム"と呼ばれている。小柄なわりに体格はがっしりしていて、動きが敏感。体が小さくて活発なチワワは、家の中を走り回ったり、飼い主と遊んでいるだけでも一日の必要運動量をこなすことができるため、飼いやすいと人気。
性格[編集]
体は小さくても勇敢で、とても賢い犬種。警戒心が強い傾向にあるため、初対面の人には懐きにくいが、飼い主に対しては愛情深く、忠誠を尽くすタイプ。そのため飼い主が他の人や犬を相手にしていると、やきもちを焼くこともある。好奇心旺盛で適応能力があるため、仲良くなりやすい。
歴史[編集]
チワワは、メキシコ原産の犬種と言われているが定かではない。トルテカ文明の時代、メキシコ周辺に住んでいた部族が飼育していた「テチチ」という古代犬が、チワワの祖先ではないかというのが最も有力な説とされている。周辺地域で見つけられた遺骨や彫刻、焼き物に描かれていたものが、現在のチワワ(スムースコート)によく似ているということが大きな理由。メキシコからチワワ州を超えて、小さな犬がアメリカに入ってきたことで、「チワワ」の名が付き、ドッグショーをきっかけに人気となった。
被毛[編集]
チワワの被毛は、長さによって「スムースコート」と「ロングコートの」2タイプがある。
スムースコートは、体にぴったりと密着するような短い毛で光沢がある。
ロングコートは、全身を長い毛で覆われていて、耳や足、しっぽに飾り毛がついている。
気を付けたい病気[編集]
チワワには、頭部に「ペコ」と呼ばれる凹がある個体が多く出ることが知られている。これは、泉門という名前で、頭蓋骨の接合部であるが、この接合が不完全な状態で生まれてくることが起こる。成長に従って頭蓋骨同士が接合することもあるが、うまくふさがらなかったときは、皮下のすぐ下に脳膜が来ることになり、その部分の神経を刺激することで、全身の症状につながることがある。 ほかに膝蓋骨脱臼や眼病、神経疾患などが知られている。