代数的整数

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複素数 が下記の定理の 4 条件の中の 1 つ(したがって全部)を満たすとき、代数的整数、あるいは単に整数という。


定理 複素数 について次の 4 条件は同値である。

(1)

の形のある方程式の根である。

(2) は代数的整数で、 に関する最小多項式 に含まれる。

(3) の生成する整域 加群として有限生成である。

(4) に対して の有限生成な 部分加群 となるものが存在する。

参考文献
藤崎源二郎,1975,代数的整数論入門 上,裳華房