噴火警戒レベル

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噴火警戒レベルとは火山活動の状況に応じて「警戒が必要な範囲」と防災機関や住民等の「とるべき防災対策」を5段階に区分しては票する指標である。気象庁が発表する。 現在は48火山が対象である。


噴火警戒レベル区分[編集]

予報[編集]

噴火警戒レベル1 活火山であることに留意 火山活動は静穏で、火山活動の状態によって火口内で火山灰の噴出等がみられる。住民は通常の活動が可能。 登山者、入山者に対しては特に対応はなし。 導入時、レベル1の呼称は「平常」であったが、御嶽山の噴火(2014年09月27日)の後「安全だという誤解につながる」という声から「活火山であることに留意」に変更された。

警戒[編集]

噴火警戒レベル2 火口周辺規制 火口周辺で生命に危険を及ぼす噴火が発生、あるいは発生すると予想される。住民は通常の活動が可能。 登山者、入山者に対して火口周辺への立ち入りが規制される。


噴火警戒レベル3 入山規制 居住地域の近くまで重大な影響を及ぼす(この範囲に入った場合には生命活動に危険が及ぶ)噴火が発生、あるいは発生すると予想される。住民は今後の火山活動の推移に注意して通常の活動が可能。状況に応じて要配慮者の避難準備等を行う。 登山者、入山者に対しては登山禁止・入山規制等、危険な地域への立ち入り規制を行う。

噴火警報[編集]

噴火警戒レベル4 避難準備 居住地域に重大な被害を及ぼす噴火が発生すると予想、可能性が高まってきている。住民は警戒が必要な居住地域の避難の準備、要配慮者の避難等が必要とされ、状況に応じて対象地域を判断。

避難[編集]

噴火警戒レベル5 避難 居住地域に重大な被害を及ぼす噴火が発生、あるいは切迫している状態。住民は居住地域から避難等が必要。



噴火警戒レベルが運用されている山[編集]

・アトサヌプリ ・雌阿寒岳 ・大雪山 ・十勝岳 ・樽前山 ・有珠山 ・倶多山 ・北海道駒ヶ岳 ・恵山 ・岩木山 ・八甲田山 ・秋田焼山 ・岩手山 ・秋田駒ケ岳 ・鳥海山 ・栗駒山 ・蔵王山 ・我妻山 ・足立太良山 ・磐梯山 ・那須岳 ・日光白根本山 ・草津白根山  本白根山  白根山湯釜付近 ・浅間山 ・新潟焼山 ・焼山 ・乗鞍岳 ・弥陀ヶ原 ・御嶽山 ・白山 ・富士山 ・箱根山 ・伊豆東部火山群 ・伊豆大島 ・新島 ・神津島 ・三宅島 ・八丈島 ・青ヶ島 ・鶴見岳・伽藍岳 ・九重山 ・阿蘇山 ・雲仙岳 ・霧島山   えびの高原  新燃岳  御鉢 ・桜島 ・薩摩硫黄島 ・口永良部島 ・諏訪之瀬島


関連ページ[編集]

気象庁