EGOIST
概要[編集]
テレビアニメ『ギルティクラウン』に登場するヒロインの楪いのりがボーカルを務める架空のアーティストグループとして結成され、同作の主題歌・劇中歌を担当した。同作終了後も他アニメへの楽曲提供やライブ活動を続けている。『ギルティクラウン』終了後の活動に関して、3枚目のシングル『名前のない怪物』リリース時のインタビューにおいて、楽曲作成を担当するryoは「いのりちゃんというキャラクターが思念体みたいなものになって、別の世界へ集くんを探しに行く、みたいなイメージです。」と語っている。
プロデュースは、supercellのryoが手がけている。
楪いのりの歌パートとしてボーカルを担当するchellyは、2011年の5月から7月にかけて行われたsupercellの新ボーカリストオーディションにおいて、2000人を超える応募者の中からryoによって選ばれた。オーディションでは主催者側の指定曲の「ギブス」(椎名林檎)と「群青日和」(東京事変)、そして自分の選んだ自由曲の計3曲を歌った。さらに、EGOIST用デモ曲(Departures ~あなたにおくるアイの歌~)も歌っている。好きな歌手としては宇多田ヒカル、絢香を挙げている。また、好きな声優をTwitterで聞かれ「石田彰さんが好きです」と答えている。
アニメの劇中アーティストという設定上メンバーの顔出しは一切行っておらず、アーティスト写真などのイラストはsupercellのメンバーであり、ギルティクラウンのキャラクター原案を作成したredjuiceが基本的に担当している。
ライブの演出として、2013年にシンガポールのアニメ・フェスティバル・アジアで行われた初ライブから、歌っているchellyの動きをリアルタイムモーションキャプチャして楪いのりの3Dモデルを動かすという独自の手法を取っており、ファンクラブ会員限定のショウケースイベントや国内だけに留まらないアジアツアーを行うなど精力的に活動している。2016年の東京ゲームショウで行われたシークレットライブからはバンダイナムコスタジオのライブコンテンツ提供サービス「BanaCAST」が採用され、3Dモデルが一新された。
〈EGOIST LIVE TOUR 2020 side-A 「chrysalizion code 404」〉の公演初日、Zepp DiverCityから無観客ライブを配信した。公演で初披露した新曲「最後の花弁 (The meaning of love)」はM2Uが書き下ろした。なお、デビュー以降ryoがサウンドプロデュースを手掛けていたEGOISTだが、ryoは同楽曲で総合監修という形で作品をサポートしており、今回の試みはEGOISTにとってターニングポイントとなる。(EGOIST第二章の幕開)
2021年6月6日、自身のtwitterにてreche(リシェ)としてソロ活動することを発表した。また、並行してchelly (EGOIST) としても活動予定である。