Nike

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「NIKE」は、アメリカ合衆国オレゴン州に本社を置くスポーツメーカー。1964年、ビル・バウワーマンとフィル・ナイトの二人によって設立された。「NIKE」という社名は「勝利の女神・ニケ」に由来しており、有名なNIKEロゴ、通称「スウッシュ」は、そのニケの翼からインスパイアされている。昨年の売上は300億ドルであり、アパレル界では2位の「ルイ・ヴィトン」と2倍以上の差をつけ、1位となった。 NIKEの前身は「ブルーリボンスポーツ社」という。もともとはオニツカタイガーをアメリカで販売代理を行うための会社であった。 当時、ナイキの創業者であるフィル・ナイトは契約を結ぶためにアシックスの本社に足を運んだ。驚くべきことに、このときフィル・ナイトは販売代理を行うための会社を所有していなかったのである。 アシックスの社長に「あなたの会社は、何という会社なのですか?」と問われ、陸上競技の表彰の一つであるブルーリボンのトロフィーが社長の背後に飾られてあるのを目にしたナイトは、 咄嗟に「ブルーリボンスポーツです。」と答えた。帰国したナイトは、恩師であるビル・バウワーマンに連絡をし、「ブルーリボンスポーツ社」を設立した。 フィル・ナイトは元々オレゴン大学の陸上選手であった。ビル・バウワーマンは彼のコーチに当たるため、彼らは師弟関係にあると言える。ビル・バウワーマンはとにかく勝利に貪欲な指導者であり、 人心に火を点けることには天性の才能があった。バウワーマンは勝利を求めるために選手のスパイクを解体し、再び自身の手で作り直したり補強することを趣味としていた。それが選手の大怪我につながることもあったが、逆にそのスパイクを履いた選手が信じられないほどの記録を叩き出すこともあったという。バウワーマンは性別や障がい、年齢に一切の偏見を持ち合わせていない。「身体さえあれば、みなアスリートである。」という発言をするほどだ。バウワーマンのその信念は現在のナイキに色濃く受け継がれている。