「代数的整数」の版間の差分
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− | 複素数 <math>\alpha</math> が下記の定理の 4 条件の中の 1 つ(したがって全部)を満たすとき、<math>\alpha</math> を[[代数的整数]]、あるいは単に[[整数]]という。 | + | 複素数 <math>\alpha</math> が下記の定理の 4 条件の中の 1 つ(したがって全部)を満たすとき、<math>\alpha</math> を[[代数的整数]]、あるいは単に[[整数]]という。<ref>{{Citation book|1=和書|last=藤崎|first=源二郎|4=|year=1975|title=代数的整数論入門 上|publisher=[[裳華房]]|location=東京}} </ref> |
'''定理''' 複素数 <math>\alpha</math> について次の 4 条件は同値である。 | '''定理''' 複素数 <math>\alpha</math> について次の 4 条件は同値である。 |
2020年5月5日 (火) 22:34時点における版
複素数 が下記の定理の 4 条件の中の 1 つ(したがって全部)を満たすとき、 を代数的整数、あるいは単に整数という。<ref>テンプレート:Citation book </ref>
定理 複素数 について次の 4 条件は同値である。
(1) は
の形のある方程式の根である。
(2) は代数的整数で、 の に関する最小多項式 は に含まれる。
(3) 上 の生成する整域 は 加群として有限生成である。
(4) に対して の有限生成な 部分加群 で となるものが存在する。