バンドリ! ガールズバンドパーティ!
はじめよう、私たちのバンド活動(ライフ)!
バンドリ! ガールズバンドパーティ!とは、ガールズバンドキャラクター企画「BanG Dream!(バンドリ!)」のスマートフォン向け音楽ゲーム。
略称はガルパ。
概要[編集]
ジャンルはリズム&アドベンチャーゲーム。開発元はCraft Egg。
iOSおよびAndroid用ゲームアプリとして、ブシモより2017年3月16日配信された。
収録楽曲にはバンドリのオリジナル楽曲もあるが、アニソンやボカロ曲のバンドアレンジも多数収録されている。
また、アニメと関係ないJ-pop曲やBad_Apple!!のカバーが収録されているなど、その広い選曲幅はもはやアーケード音ゲーである。
使用楽曲[編集]
ネット上の様々なサイトでまとめられているが、月に3、4曲以上追加され続けているので(wikipediaでさえ最新の情報に追いついていない)、
公式サイトの楽曲一覧ページを見ることで最新の情報を入手できる。 公式サイト_楽曲一覧
設定・シナリオ[編集]
本作の設定は主にテレビアニメ第1期からの『BanG Dream!』の世界観に準拠している。
ストーリーはテレビアニメ第1期のその後の物語が描かれており、第1期の内容もストーリーとして実装されている。
また、シーズン2からはテレビアニメ第2期の物語を前提としてストーリーが展開されている。
Poppin'Party以外にもゲームオリジナルキャラクター・ゲームオリジナルバンドとして
『Roselia』『Afterglow』『Pastel*Palettes』『ハロー、ハッピーワールド!』『Morfonica』『RAISE A SUILEN』
の6バンドや月島まりななどのオリジナルキャラクターが登場する。
プレイヤーはライブハウスのスタッフという立ち位置で、バンド活動をする女の子達と出会い、ライブや日常生活を通して彼女たちと交流していく。
しかし、プレイヤーの存在は重要視しない方針を取っているため、ストーリー展開に直接関わることは殆ど無い。
音ゲー部分についての特徴[編集]
スタイル[編集]
音楽ゲームの分類としては、縦にノーツが流れるスタイルで(遠近法が付けられていて実際には斜めになっている)、ノーツが流れる列数は7。
- タップ
- ロング
- 始端から押しっぱなしにし、終端で離す。海外版ではHOLD。
- スライド
- ロングの亜種。パネル上で指を左右に動かす。
- フリック
- パネルをはじく。外見上は上向きを示す印が付いているが、どの方向でも可。
- 同時押し
- パネルを左右同時に操作する。ラインの有無はオプションで変更可。
ノーツは基本この5種類と、音ゲーの中ではかなりシンプル。
- カーブ
- スライドの亜種であるが、それとは違い形状に合わせて指を動かす必要がある。
- 左フリック/右フリック
- フリックの亜種であるが、それとは違いはじく方向が指定されており、またアイコンの数(1個~3個)が多いほど大きくはじく必要がある。
この2種類が、2021年3月16日の4周年アップデートで追加された難易度SPECIAL限定の新ギミックとして登場。
イベント[編集]
このゲームではほぼ毎日イベントが開催されている。
ライブで獲得できる「イベントP(ポイント)」を集めてストーリーを読み進めたり、スター(ガチャ石)などのアイテムを入手する事ができるほか、
累計獲得イベントPによってランキングが付き、上位に行くほど更なる報酬が獲得できる。
イベントでは5人のキャラクターと1つのタイプ(パワフル、クール、ピュア、ハッピーの4タイプのどれか)がボーナス対象に指定され、
対象のキャラクターを編成することで総合力やイベントP獲得量を上昇させる事ができる。
ランキング上位を目指すうえで非常に重要な要素なので、様々なキャラクターを入手しておくことが必要となる。
始めたばかりの時はボーナス対象のキャラクターを揃えるのは難しい。
しかし、ガチャだけではなく、イベントPを一定数貯めれば誰でも入手ができる報酬メンバーというものも存在する。
報酬メンバーを集めておくと別のイベントでボーナス対象として活躍するので、初期の頃はなかなかメンバーが揃わなくても焦らないで大丈夫。
ボーナス対象のキャラクターは1つのバンドのメンバー5人が指定されるパターン、様々なバンドのメンバーが混合で指定されるパターンの2つがある。
登場人物[編集]
- 戸山香澄
- 花園たえ
- 牛込りみ
- 山吹沙綾
- 市ヶ谷有咲
- 美竹蘭
- 青葉モカ
- 上原ひまり
- 宇田川巴
- 羽沢つぐみ
- 丸山彩
- 氷川日菜
- 白鷺千聖
- 大和麻弥
- 若宮イヴ
- 湊友希那
- 氷川紗夜
- 今井リサ
- 宇田川あこ
- 白金燐子
- 弦巻こころ
- 瀬田薫
- 北沢はぐみ
- 松原花音
- ミッシェル / 奥沢美咲
- 倉田ましろ
- 桐ヶ谷透子
- 広町七深
- 二葉つくし
- 八潮瑠唯
- レイヤ / 和奏レイ
- ロック / 朝日六花
- マスキング / 佐藤ますき
- パレオ / 鳰原令王那
- チュチュ / 珠手ちゆ
- その他のキャラクター
- 月島まりな
- 戸山明日香
- 牛込ゆり
- 都築詩船
余談[編集]
ゲームだけではなく、アニメにリアルライブも大好評で絶好調と言えるバンドリ。そのバンドリ人気を牽引するガルパは神運営だという言葉に異論を唱える者は少ないだろう。
そんなガルパもやることなすこと称賛されてきたわけではない。ここでは、そんなガルパの黒歴史的なものを紹介する。
- 1. 消されたはぐみの姉
- ハロー、ハッピーワールド!のメンバー、北沢はぐみ。そんなはぐみには兄がいる。しかし、正確に言うと兄だけでなく姉も「いた」。
- ☆3[元気のみなもと]のエピソードにて「兄と姉がいる」と発言していた。
- しかし、☆3[ミッシェルのヒミツ]にて、はぐみは自分が長女だと言っている。
- これにより憶測が飛び交い、結局修正され、姉がいなくなった。
- 要はライターのミスである。
- 2. オリコン11位
- 作中に登場するバンドの一つであるAfterglow。
- Afterglowの記念すべき1stシングル「That Is How I Roll!」のキャンペーンとして、オリコンデイリー売上10位以内で衣装プレゼントというものがあった。
- しかし、結果は11位。
- ウィークリーではなくデイリーで達成できなかったこと、さらに他バンドでもやったこのキャンペーンでAfterglowのみ失敗したことで惨敗感を漂わせた。
- 配信開始初期は他バンドに比べキャラの掘り下げも少なく、Afterglow=声優陣が豪華、以外は空気だった。
- ゆえに、ボーカルの美竹蘭以外はキャラのイメージがつきにくく、他バンドに比べ人気の定着が遅れた。
- ちなみに、デイリー11位となってしまったキャンペーンだが、「感謝」として結局衣装は配布された。
- 「あ、配布するのね………」と思ったユーザーも少なくなく、なんともいえない空気感になった。
- 3. ガルパ杯
- ガルパ界の王者を決めるガルパ杯。何回か開催されているが、第1回は運営の部分で大きな課題を残した大会となった。
- ガルパ杯はまず各々のアプリで予選を行い、予選を通過した人が当日現地で決勝まで争う日程だった。
- しかし、そこで運営はミスをしてしまう。
- なぜか「GREAT5以下から予選通過者を抽選」という方式をとる。
- つまり「グレ5以内ならALL PERFECTと同じく抽選される」ことになり、音ゲーガチ勢から非難される事態となる。
- 運営はミスを認め、再度予選通過者を発表することになった。
- しかし、これだけでは終わらず、大会当日も不手際が発生する。
- 「ガルパ杯」はガルパのリアルイベント「ガルパーティ」で行われるものだったが、
- ガルパ杯とガルパーティの入場は別であるため、本予選出場者に配られた優先入場券をガルパーティに使用すると、ガルパ杯に出場できなくなる事態に。
- そのルール変更は前日に通達されたようで、その通達に気づかなかった出場者は失格となった。
- その後、失格者にもガルパ杯の称号(ゲーム内の自分のプロフィール画面につけられるもの)が配布され事態は沈静化したが、今後の大会運営に大きな課題を残すこととなった。
- 4. 事前登録
- 多くのソシャゲで行われている事前登録キャンペーン。
- ガルパにも事前登録とそのキャンペーンがあった。
- 50万人でPoppin'Partyの戸山香澄モデルのギターが抽選でもらえ、100万人でRoseliaの湊友希那のギターが抽選でもらえる予定だった。
- しかし実際は50万人止まり。友希那のギターは幻となった。
- ただこれは、失敗というより「言うだけタダ」の感覚だったらしい。
- ちなみに、同じブシモ系のアプリに「少女☆歌劇 レヴュースタァライト -Re LIVE-(スタリラ)」がある。
- ガルパから学んだのか分からないが、
- 純粋な事前登録、公式ツイッターアカウント、YouTubeチャンネル、LINE公式アカウントそれぞれのフォロワーを合算し、
- 無理やり100万人を達成した。
- 5. 協力できない
- 他のユーザーと協力プレイができるところもガルパの魅力である。運営も当初からそれを売りにしていた。
- しかし、配信し始めたばかりのころは「通信エラー」と表示されマッチングができない不具合が多発。
- 不具合対応の中で一時的にベテランルーム(キャラ編成で一定の総合力に達していないと入れない部屋)が封鎖され、
- 必要な総合力が「999999」とべらぼうな表記がされた(おそらく総合力満たしても入れない)。
- ちなみに、不具合中はあまりにもマッチングしないため、噓か誠か「マッチングしやすくなる方法」も出回った。
- 6. ライブ報酬水増し
- ライブ(ゲームプレイ)終了後にもらえる報酬、2017年11月のアップデートでその獲得量が実際より過大に表示された。
- 例えば、コイン10万、かけら200個といったようにとんでもないインフレとなった。
- もちろんこれは誤表示なので、実際は正しい入手量となっている。しかし、実際に入手量も増えていると勘違いした人はぬか喜びする羽目になった。
- 7. アニメのネタバレ
- アニメ1期でPoppin'Partyの戸山香澄はライブハウスSPACEのオーディションに落ちたショックから声が出なくなってしまう。
- この時ポピパは「前へススメ!」という楽曲を歌ったが、香澄は一人で歌った。
- 落ち込む香澄を励まそうと、一人ではなく5人で歌おうと決めて完成したのが、現在ゲームでも実装されている「前へススメ!」である。
- 5人で歌うことで香澄は声を取り戻した、アニメ1期における感動シーンの1つだが、実はアニメ放送前からネタバレしていた。
- 「前へススメ!」がガルパに実装されたのが2017年4月1日、一方アニメで5人が歌った第11話が放送されたのは4月8日だった。
- つまり、11話が放送される前に5人版が配信され「これ5人で歌う流れか!」と盛大なネタバレをすることとなった。
- 8. 100万人記念
- ユーザー数が節目を迎えると、それを記念したログインボーナスが毎日もらえるガルパ。
- しかし、100万人記念の時はそうではなかった。
- 2017年3月22日、配信1週間で100万人を達成した。
- もちろん記念のボーナスはもらえたが、非常に不親切なシステムだった。
- そのボーナスをもらうには当日の14時から日付変更(ガルパは翌日4時)までにログインしないといけない。
- 例えば当日の12時にログインし、翌日の4時以降にログインした人はボーナスが貰えなかった。
- その後非難の声が相次ぎ、結局配布期間は延長された。
- 9. 追加DL
- ゲーム中に追加のパッチが入ることがある。
- しかし、配信当初新パッチがライブ(ゲームプレイ)中にきて面倒な事態に。
- ライブ終了後、リザルトが反映されず、タイトルに戻される不具合が発生した。
- ガルパには、ライブ前に消費することで報酬を増やすことのできる「ブースト」というアイテムがあるが、
- それを消費した人はブーストもなくなったままである。
- 当然これは補填対象となり、補填はされた。しかし………
- 補填のための追加DLでまたタイトルに飛ばされる不具合が発生する。
- しかしこの時は、タイトルに戻されてもリザルトが反映されるように修正されていた。
- 一部のユーザーは「またブーストが消えた」と主張したが、それは誤解。
- 10, 消されたリサ姉の弟
- 明るく周りへのフォローが上手い性格で、「リサ姉」の愛称で親しまれているRoseliaの今井リサ。
- しかし、イベント「Do It Ourselves!!」のストーリー内で以下の発言に起因する騒動が起きる。
- 「アタシは今、弟にマフラー編んでるよ。それが完成したら、セーターも編むつもり」
- この発言により、リサの弟の存在が初めて明らかになった。
- しかし、過去の発言と矛盾していて、あまりに唐突で不自然だとみなされ炎上。
- 後日運営による謝罪および弟の存在について修正が施されるに至った。
- 2019年10月25日のメンテナンスで
- 「弟にマフラー編んでるよ」は「マフラー編んでるよ」に
- 「弟に押し付けてるの」は「周りの人達に押し付けてる」にそれぞれ変更された。
- これまでのメインストーリー、イベントストーリーで「弟はいない」と発言したことはないが、
- 「『おねーちゃん』は大変だね~」といった、自身に弟妹がいないような発言はしており、
- また、他のキャラクターが姉妹関係に悩んでいるときに、世話焼きな性格のはずのリサが弟の話題を出すことも、姉の立場から助言をすることもなかった。
- こういった矛盾から上記のような騒動が起きた。
- ちなみに、この騒動の影響の教訓からか、ブシロード作品のメディアミックスプロジェクトである「D4DJ」のキャラクターには最初から家族構成が公表されるようになった。